Case

導入事例

F-LINE株式会社様

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F-LINE出資メーカーをはじめとする荷主の食品・飲料商品の物流。
常温・冷凍・冷蔵などさまざまな温度帯や商品ごとの物流特性、さらに環境負荷低減にも考慮した効率的な物流ネットワークを構築しています。

お話をうかがった人

常温本部 常温事業管理部 飯沼 舞さん
低温・流通本部 低温・流通事業管理部 木塚 淳人さん

日本気象協会の輸送影響リスク判断支援サービス「GoStopマネジメントシステム」を導入した経緯を教えてください。

F-LINE株式会社様

木塚さん きっかけは平成30年(2018年)に相次いだ自然災害です。6月には大阪、9月には北海道で大きな地震、7月には岡山県、広島県、愛媛県で特に被害の大きかった西日本豪雨もありました。当時は災害が起きてから対応せざるを得ず、反省する点が多々ありました。社内からは天候の予測データや高速道路の影響の予測を導入すべきという声が上がっていたんです。
そんなときに、タイミングよく「GoStopマネジメントシステム」をご紹介いただきました。他社の類似サービスと比較検討して、導入の決め手となったのが同サービスの「メールプッシュサービス」でした。

サービスを導入後、どのような問題が改善されましたか?

飯沼さん
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飯沼さん 災害発生時、当社における最優先事項は、「従業員の安全確保」です。「GoStopマネジメントシステム」により、ドライバーをはじめとする従業員の出勤の是非の判断が迅速に行えるようになったのは大きなメリットとなっており、社内の働きやすさの評価につながっています。また、台風が来たときのリスクだけでなく、台風が通過した後の対策を荷主企業や多くの協業企業と素早く共有することができ、当社の配送計画の判断が非常に参考になるという嬉しい声もいただいています。

「GoStopマネジメントシステム」の情報はどのような流れで運用されているのでしょうか。

飯沼さん(左)と木塚さん(右)
F-LINE株式会社様

飯沼さん 同サービスを使って情報を閲覧するのは営業部門や業務を統括する部門です。メールプッシュサービスでいち早く情報を取得したら、台風の影響が出る支店を判断し、予測を知らせます。同時に高速道路の通行止め情報を入手し、配送継続の可否や輸送の代替手段を検討、ドライバーだけでなく倉庫員を含めた従業員全員の安全確保に配慮して施策を決定します。また、「6日先予報」を利用することで、荷主企業にも事前に状況を連絡し、荷物の出荷時間を早めたり、台風前の配送の積荷を増やすなど、事前の調整をお願いすることも可能になりました。

直近の台風で活用された具体例を教えてください。

GoStopマネジメントシステム「台風/熱帯低気圧に関する対策支援情報」
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飯沼さん 2023年8月上旬に発生し、お盆の時期に日本列島を横断した台風7号は、進路の予測が難しい台風でした。しかし、同サービスでは3つの進路予測とそれぞれの確率が明示されるため、事前に3パターンの対策を用意して協業企業と共有したり、支店に注意喚起のメールを配信するなどして、大きな混乱なく配送を実行することができました。

「GoStopマネジメントシステム」のサービスへのご意見があればお聞かせください。

日本気象協会の担当者による気象講習会
F-LINE株式会社様

木塚さん サービスの導入当初は、業務統括部門から各所に一方的に発信しており、社内全体で活用しきれていなかったと感じています。しかし日本気象協会の担当者による気象講習会で、実際の操作画面を見ながら機能や使い方、台風や大雪といった気象の基礎知識を教えていただきました。会場での参加の他、全国の支店から倉庫員やドライバーがオンラインで参加できる形で開催していただいたので、今後はサービスの利用方法や機能への意見交換も活発になると考えています。

飯沼さん(左)と木塚さん(右)
F-LINE株式会社様

現時点では満足度が高く、大きく変えていただきたい点はありませんが、「6日先予報」の高速道路の選択画面が少し見にくいのが気になるので検討していただきたいですね。

「持続可能な物流の構築」を掲げる貴社が考える、物流業界の課題とその解決策とはどんなことですか?

木塚さん 一番の課題は労働人口の減少です。解決には物流業務のシステム化、自動化が欠かせません。そのために必要になるのがさまざまな事柄の標準化です。当社では納品伝票の電子化や製品を梱包する外装サイズの標準化、外装の表示位置や記載内容の標準化による作業量の軽減を目指しています。もちろん我々のような輸送を担う業界だけでなく、製造・配送・販売が一体となって協力して取り組むべき課題だと考えています。

今後、「GoStopマネジメントシステム」を利用して新たに取り組みたいことはありますか?その取り組みを叶えるために同サービスに期待することを教えてください。

飯沼さん 実現可能かどうかは別として、「こんなことができたらいいな」という希望が3つあります。1つ目は湿度予測です。お客様の荷物を預かる倉庫業務では、特に梅雨時期の湿度対策が重要になります。湿度が予測できれば、倉庫に大型の扇風機を設置して空気を循環させたり、荷物と荷物の間を少し空けるといった事前対策がしやすくなります。加えて前年比のデータを入手できれば、さらに多くの工夫が考えられるでしょう。2つ目は道路状況の情報をもっと早く、短いスパンで入手できるようになると嬉しいですね。そこに高速道路の通行止めの解除予測時間が加わると付加価値が高まると思います。3つ目は道路の定点カメラの増設です。従来の「GoStopマネジメントシステム」でもカメラの映像から道路のライブ情報が入手できるのですが、定点の地点数が増えれば輸送の判断の精度をあげることができます。あるいは実際に走行している車両と協力できれば、リアルタイムで現地の道路状況、渋滞情報なども提供可能になるのではないでしょうか。
「GoStopマネジメントシステム」によって当社が最優先に考える従業員の安心・安全を叶えることができ、非常に満足しています。今後のサービスの発展に期待しています。

物流向けGoStopマネジメントシステム詳細はこちら

株式会社Mizkan様

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1804年創業。
「やがて、いのちに変わるもの。」のスローガンを掲げる大手食品メーカー。主力商品は調味料で、「食酢」「味ぽん」「おむすび山」などでおなじみです。

森永製菓株式会社様

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1899年創業。
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1953年創業のファッションSPAカンパニー。
グローバルワーク、ニコアンド、ローリーズファームをはじめとするブランドを20以上展開しています。

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モットーは「すべての行動はお客様のために」。
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株式会社誠和様

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ハウス栽培・施設園芸の環境をコントロールする装置やシステムを製造。
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スーパーマーケットを中核に、ホームセンター、ドラッグストア、スポーツクラブなど、多様な事業を展開。
1286店舗(2021年12月31日現在)を有しています。

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