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スギ花粉は九州から東北まで飛散中 ピークは多くの所で3月上旬から中旬
2024.02.22
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:渡邊 一洋)は、2024年2月21日(水)に全国・都道府県別の2024年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第4報)を発表しました。
※本情報の無断での法人利用(プレスリリースでの引用や販促目的使用など)はご遠慮いただいております。商品PRなどで法人利用をご検討の際はお問い合わせをお願いいたします。
2024年 春の花粉飛散予測のポイント
- 2月中旬までに九州から関東と、東北の一部でスギ花粉飛散開始
- 暖冬に加え季節外れの暖かさが影響し、飛散開始は例年より早くなった所が多い
- スギ花粉のピークは多くの所で3月上旬から中旬、ヒノキ花粉は広い範囲で3月下旬からピーク
- 北海道のシラカバ花粉は4月下旬に飛散開始
2024年 スギ花粉の飛散開始時期
2月中旬は関東・北陸・四国や九州地方で春一番が吹き、各地で季節外れの暖かさとなったため、スギ花粉が飛散開始した地点が多くなりました。
今年は暖冬に加え、この季節外れの暖かさが影響し、スギ花粉の飛散開始は例年より早い所が多くなりました。
2月上旬には九州全県や、三重県、静岡県、山梨県などで飛散開始となりました。
2月中旬には、中国・四国から関東・北陸の広い範囲と、東北の一部で飛散開始となっています。
この先、2月下旬の気温は平年並みか低くなりますが、3月の気温は平年並みか高めに推移する見通しです。このため、東北などの飛散開始となっていない地点も3月上旬までに飛散開始となる見込みです。
※1 飛散開始日とは、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した最初の日を指します。
※2 図の飛散中のエリアには、飛散開始(※1)が確認できている地点だけでなく、わずかに飛散している地点も含みます。
主な地点の飛散開始日は次の通りです(日本気象協会 独自観測地点)。
宮城県 仙台市 | 2月15日 |
茨城県 水戸市 | 2月13日 |
東京都 千代田区 | 2月13日 |
富山県 富山市 | 2月13日 |
大阪府 大阪市 | 2月16日 |
広島県 広島市 | 2月13日 |
香川県 高松市 | 2月17日 |
スギ・ヒノキ花粉のピーク時期
すでに九州や東海、関東の一部では、スギ花粉が非常に多く観測されている所があります。
福岡や高松ではまもなくスギ花粉の飛散がピークを迎えるでしょう。
雨上がりの日などは花粉の飛散が非常に多くなる見込みです。
広島・大阪・名古屋・金沢・東京・仙台は3月上旬にピークを迎えるでしょう。
ピークの期間はおよそ10日から1か月近く続く見込みです。
とくに、晴れて暖かい日や風が強い日は、花粉の飛散量が増えるので、万全な花粉対策が必要となります。
また、ヒノキ花粉のピークは、3月下旬から4月上旬の所が多いでしょう。仙台はヒノキ花粉の飛散量は少なく、はっきりしたピークは現れない見込みです。
*全国各地の花粉飛散開始・ピーク予測については【tenki.jp】花粉カレンダー2024をご覧ください。
シラカバ花粉の飛散開始時期(北海道)
北海道のシラカバ花粉は4月下旬に飛散開始となる見込みです。
北海道のシラカバ花粉が飛び始める時期は、春(3~5月)の気温が高いと早まる傾向があります。
今年の春の気温は、平年並みか高めに推移する見通しです。このためシラカバ花粉の飛散開始は、例年並みか早いでしょう。
*今日の花粉飛散情報や1週間先までの花粉予測は、【tenki.jp】花粉飛散情報をご覧ください。
花粉のより詳しい情報とビジネス利用
日本気象協会の花粉飛散予測は前シーズンの花粉飛散結果や今後の気温予測などの気象データをもとに、全国各地の花粉研究会や協力機関からの情報、花芽の現地調査の結果などをふまえて予測しています。
花粉は屋外での活動や外出に大きな影響を与えます。
また、花粉の飛散が始まると対策商品、関連商品の購買行動も変化します。日本気象協会では、花粉に関するより詳細な情報は「2024年春の花粉総飛散量予測資料」として販売しています。
さらに、より細かい花粉飛散量の予測データも開発、販売しています。
花粉に関連する商品の製造や販促などでも活用いただけますので、お気軽にお問い合わせください。
*花粉飛散に需要が増える商品については花粉飛散シーズンに売れるアイテムをご覧ください。
*日本気象協会のプレスリリース
日本気象協会2024年春の花粉飛散予測(第4報)
~スギ花粉は九州から東北まで飛散中ピークは多くの所で3月上旬から中旬~