プライス予測(電力取引価格予測)
プライス予測
(電力取引価格予測)
「プライス予測(電力取引価格予測)」は日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場取引価格(システムプライス・エリアプライス)・電力需給調整力取引所(EPRX)の需給調整市場取引価格(三次調整力②)を予測し、オンラインで配信するサービスです。
気象ビッグデータと人工知能(AI)による解析技術を駆使した高精度な電力取引価格予測を提供することで戦略的な発電・調達・充放電計画を可能にし、エネルギー事業者様の収益の最大化と事業の安定運用を支援します。
電気事業者が取引する電力取引価格や、需給調整のために発生するインバランス料金は、電気事業者の収支を大きく左右する重要な要素です。
再生可能エネルギーの普及や燃料価格の変動により、電力市場の価格変動リスクが高まっており、より高精度な電力取引価格の予測が求められるようになりました。
特にスポット市場では、前日時点で翌日の取引価格を決定する必要があるため、翌日の気象条件を正確に把握することが重要です。電力需要や再生可能エネルギー発電量は気象との関連が大きく、高精度な価格予測には気象データの活用が不可欠です。
スポット市場取引価格に変動を与える要因(一例)
電力需要
再エネ発電量
燃料価格の変動
送電網の容量制約
発電事業者
発電所の運転計画が立てづらい
市場価格に応じた、調整可能な電源(火力や水力など)の最適な運転判断が難しい
小売電気事業者
電力調達の判断が難しい
価格が高騰するタイミングを事前に把握できないと、追加調達の判断が遅れコスト増に
蓄電池事業者
収益性の向上が難しい
売電・買電のタイミングを正確に予測できないと収益性の高い蓄電池の運用が難しい
発電事業者
計画的な発電所稼働
- 発電所運用の最適化
- 売電収益の最大化
小売電気事業者
適切な市場調達判断
- 効率的・安定的な調達計画による電力調達コストの削減
- デマンドレスポンスを活用した市場取引の最適化・効率化
- 売電先電力市場の判断
蓄電池事業者
戦略的な充放電
- 蓄電池運用の効率化による収益の最大化
- アービトラージ取引の高度化
「プライス予測(電力取引価格予測)」は「スポット市場価格予測」・「需給調整市場価格予測」から構成されています。
「プライス予測(電力取引価格予測)」のサービス一覧
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スポット市場価格予測
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需給調整市場価格予測
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|---|---|---|
| 市場区分 | 卸電力取引市場 (JEPXが運営) |
需給調整市場 (EPRXが運営) |
| 予測対象 | 前日スポット市場 | 三次調整力② ※一次、二次①②、三次①にも順次対応予定 |
スポット市場価格予測
スポット市場価格予測は翌日から最大31日先受渡分までのスポット市場取引価格を予測し、APIなどオンラインで提供するサービスです。
独自の気象予測データに加え、電力需要や太陽光発電出力予測のノウハウを活用することで、
天気による価格差や日々の変動傾向を反映した高精度な予測情報を提供します。
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予測種別
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翌日予測
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2週間予測
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1カ月予測
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|---|---|---|---|
| 予測期間 | 翌日受渡分 | 翌日受渡分~14日先受渡分まで | 2日先受渡分~31日先受渡分まで |
| 発表回数 (発表時刻) |
1日4回 (受渡日の前々日14時、前々日20時、前日02時、前日08時) |
1日1回 (毎日11時) |
週1回 (毎週木曜日14時) |
| データ内容 |
①スポット市場の取引価格(30分値、1日48コマ)
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スポット市場インデックス
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需給調整市場価格予測
需給調整市場価格予測は需給調整市場の三次調整力②の翌日落札価格を30分単位で高精度に予測し、
APIなどオンラインで提供するサービスです。
需給調整市場価格やスポット市場価格、電力需要に加え、気象予測データとその不確実性情報を加味したより精緻な予測を提供します。
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予測種別
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翌日予測
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|---|---|
| 予測期間 | 翌日受渡分 |
| 発表回数 (発表時刻) |
1日2回 (受渡日の前々日15時、前日08時) |
| 予測対象 | 需給調整市場 三次調整力②(30分値、1日48コマ) 最高/平均/最低 落札価格 単位:円/kW |
※今後、一次・二次①②、三次①にも順次対応予定です。
予測結果イメージ
「スポット市場価格予測」と「需給調整市場価格予測」の予測結果の例は下図となります。
卸電力取引市場(JEPX が運営)を対象とした「スポット市場価格予測」と需給調整市場(EPRXが運営)を対象とした「需給調整市場価格予測」を組み合わせることで、需給調整市場の落札価格予測が前日スポット市場価格予測より高いときに需給調整市場に入札するなど、売電先市場を選択される際のご判断にお役立ていただけます。
また、蓄電所事業者による系統用蓄電池の売電収益の最大化、リソースアグリゲーターによる売電計画策定を支援します。
「スポット市場価格予測」と「需給調整市場価格予測」の予測結果の例
※一般社団法人 電力需給調整取引所「需給調整市場 取引実績データ」をもとに日本気象協会にて編集
FAQ
プライス予測(電力取引価格予測)全般
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電力取引価格予測のトライアル利用はできますか?
一部対象エリア・期間に限りご利用いただけます。詳細につきましては、個別にお問い合わせください。
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電力取引価格予測では、どのようなモデルで予測していますか?
電力需要や気象予測などのノウハウと実績をもとに、独自の気象データとAI技術を活用した予測モデルを構築・運用しています。
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電力取引価格予測では、過去データの取得は可能ですか?
ご要望に応じて別途過去データをご用意できる場合があります。詳細につきましては、個別にお問い合わせください。
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電力取引価格予測は、どのような業種で利用実績がありますか?
大手電力事業者や小売電気事業者、発電事業者、アグリゲーター、蓄電池事業者、システムベンダーなどに多くご利用いただいています。
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電力取引価格予測には、どのような提供方法がありますか?
エネルギー事業者様向けAPIサービス ENeAPIのほか、個別システムやメール配信にも対応しています。
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スポット市場価格予測のみ、もしくは需給調整市場価格予測のみ、の利用も可能ですか?
可能です。用途にあわせてご利用いただけます。
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申し込みから利用開始までの手続きを教えてください。
エネルギー事業者様向けAPIサービス ENeAPIをご利用の場合、申込書の受理後およそ10営業日以内にAPIアクセスに必要な情報をお送りいたします。
申込書に記載した利用開始日以降、本サービスをご利用いただけます。個別システムやメール配信の場合は個別にお問い合わせください。 -
電力取引価格予測は、個人で購入することは可能ですか?
申し訳ございませんが、プライス予測(電力取引価格予測)は法人向けサービスとなっております。
スポット市場価格予測について
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スポット市場価格予測では、どのようなデータを取得することができますか?
スポット市場の取引価格(システムプライス・エリアプライス)、スポット市場インデックスのデータを取得いただけます。
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スポット市場価格予測では、どのような種別(予測期間)の予測情報が利用可能ですか?
翌日予測(翌日受渡分)、2週間予測(翌日受渡分~14日先受渡分まで)、1カ月予測(2日先受渡分~31日先受渡分まで)の3種を1セットとしてご利用いただけます。
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スポット市場価格予測では、データの発表回数(更新頻度)はどのくらいですか?
翌日予測は1日4回、2週間予測は1日1回、1カ月予測は週1回の更新です。
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スポット市場価格予測では、特定の電力エリアのみを対象とした情報提供は可能ですか?
可能です。全国9エリア(北海道、東北、東京、中部、北陸、関西、中国、四国、九州)から、お客さまのご要望に応じて必要なエリアの情報をご提供いたします。
需給調整市場価格予測について
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需給調整市場価格予測では、どのようなデータを取得することができますか?
需給調整市場三次調整力②の最高/平均/最低 落札価格のデータを取得いただけます。取得可能なデータは順次拡充予定です。
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需給調整市場価格予測では、どのような種別(予測期間)の予測情報が利用可能ですか?
30分単位、1日48コマの翌日予測(翌日受渡分)をご利用いただけます。2025年3月から導入された「30分ブロック単位の入札」にも対応しています。
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需給調整市場価格予測では、データの発表回数(更新頻度)はどのくらいですか?
1日2回(受渡日の前々日15時、前日08時)の更新です。