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8月の「東京の野菜相場」の見通しは?|価格変動に応じた仕入れ・メニュー検討の最適化
2026.07.17
8月にかけての東京エリアの相場予測は、前4週比で見ると、品目ごとに異なる動きが見込まれます。
はくさいやブロッコリーなどの葉茎菜類では、7月27日週から8月17日週にかけてはくさいが上昇からやや上昇で推移し、8月10日週から8月31日週にかけてはブロッコリーがやや上昇から上昇傾向で推移する見込みです。
トマトやきゅうりなどの果菜類では、品目ごとに強弱はあるものの、前半は横ばいからやや下落、後半は横ばいからやや上昇傾向で推移する見込みです。
だいこんやさといもなどの根菜類では、8月3日週から8月17日週にかけてだいこんがやや上昇から上昇傾向で推移し、8月17日週から8月31日週にかけてはさといもがやや下落から下落傾向で推移する見込みです。
本記事では、2026年8月の東京市場における野菜相場の見通しに加え、価格変動に対応するための仕入れ・メニュー検討の最適化に向けた判断ポイントを整理します。
目次
日本気象協会の「野菜の相場予測」とは
「野菜の相場予測」とは、日本気象協会が気象データと市場データをもとに、最大15週間先までの野菜の市場価格を予測するものです。
日本気象協会では「野菜の相場予測」の定量データの提供と、ビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」での情報提供を行っています。
*野菜の相場を“気象データで先読み”日本気象協会「野菜の相場予測」提供開始
気象条件の影響を受けやすい野菜相場は、近年の気候変動の影響により相場の急変リスクが高まっています。
日本気象協会の「野菜の相場予測」を活用することで、価格上昇・下落の兆しを事前に捉え、仕入れや販促、商品構成の見直しといった意思決定の前倒しが可能となり、コスト最適化やロス削減、収益性の安定化につながります。
8月3日週・8月24日週の野菜の相場予測のポイント
8月3日週・8月24日週の東京エリアの野菜相場は、前4週比で見ると、葉茎菜類では、はくさいは8月3日週に上昇傾向となり、8月24日週は横ばいで推移する見込みです。
果菜類では、なすは8月3日週にやや下落傾向となり、8月24日週は横ばいで推移する見込みです。
根菜類では、さといもは8月3日週は横ばい、8月24日週は下落傾向で推移する見込みです。(7月13日時点)
8月3日週(前4週比)
- 葉茎菜類:ほうれん草はやや上昇、はくさいは上昇傾向。ねぎはやや下落傾向。
- 果菜類:全体的にやや下落傾向。
- 根菜類:だいこんはやや上昇傾向。じゃがいもはやや下落傾向。
8月24日週(前4週比)
- 葉茎菜類:ブロッコリーは上昇傾向。たまねぎはやや下落、ねぎは下落傾向。
- 果菜類:トマト、きゅうりは上昇傾向。
- 根菜類:さといもは下落傾向。
*前年比・平年比や細かな品目別の最新の野菜の相場予測はアプリ「biz tenki」(月額650円/1か月無料)をダウンロードしてご覧ください。
4週先・8週先の相場予測はどう使い分けるか
「野菜の相場予測」は、同じ予測でも見る期間によって判断の役割が異なります。
4週先と8週先を使い分けることで、「直近対応」と「先回り対応」を両立することが可能になります。
4週先(直近判断)|“直近でどう動くか”を見て調整する
- 仕入れ量の増減調整
- 売価設定、値引き判断
- 在庫のコントロール
8週先(中期判断)|“これからどう変わるか”を先回りする
- 販促企画(特売・キャンペーン設計)
- 商品構成・メニュー開発
- 調達計画、生産スケジュールの設計
使い分けのポイント|“対応”と“準備”を分ける
4週先と8週先は、以下のように役割が異なります。
- 4週先:すでに起きつつある変化への「対応」
- 8週先:これから起きる変化への「準備」
両者を組み合わせることで、「価格が動いてから対応する」のではなく、動く前に備え、動いた後に調整するという一連の判断が可能になります。
なぜ8月はこのような相場になるのか?
野菜価格は主に「天候(気温・降水・日照)・出荷量・産地切替」の影響を受けて変動します。
8月の野菜の相場予測の背景は、主に以下の通りです。
1.高温・日照の影響(猛暑による生育への影響)
梅雨明けから8月にかけては、全国的に気温が高く、日差しも強くなる時期です。これにより、野菜の生育は促進されるものと抑制されるものに分かれる傾向があります。
はくさいやブロッコリーなど、高温の影響を受けやすい葉茎菜類では、生育不良や品質低下が発生しやすく、出荷量が不安定になる可能性があります。
一方で、なすやきゅうりなどの果菜類は生育が進みやすく、出荷量が増加しやすい傾向があります。
2.産地移行や出荷時期の変化による供給変動
一部の品目では、産地の移行や出荷時期の変化により、供給量が変動することがあります。さらにこの時期は、天候変動の影響も重なりやすく、出荷量の振れ幅が大きくなる傾向があります。
特に、さといもは8月頃からの産地切替にくわえ、一部産地で早掘りの新物出荷が始まり、徐々に市場流通が増加する時期です。市場への流通量が増えることで相場が緩みやすく、価格が下がる要因となります。
これらの要因が組み合わさることで、品目ごとに異なる価格動向が生じます。
品目別:8月の相場見通し
前4週比での主要品目ごとの動向と背景、相場を踏まえた実務判断への落とし込みは以下となります。
| 品目 | 8月3日週 | 8月24日週 | 背景 | 相場動向を踏まえた検討ポイント |
|---|---|---|---|---|
| はくさい | 上昇傾向 | 横ばい | 高温の影響を受けやすく、生育や品質にばらつきが出やすいため、出荷量が不安定になる可能性 | 調達タイミングの調整や使用量のコントロール、他商材への一時的な切り替えを検討 |
| なす | やや下落傾向 | 横ばい | 夏場は生育が進みやすく出荷量が確保されやすいため、相場は横ばいからやや下落で推移する見込み | 販促強化による販売量の拡大、メニューへの活用検討 |
| さといも | 横ばい | 下落傾向 | 8月頃から一部産地で早掘りの新物出荷が始まり、徐々に市場流通が増加する時期 | 価格が落ち着く局面を見据え、活用拡大を検討 |
日々の仕入れや売り場判断を、もう一歩早めたい方向け
ビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」では、主要15品目について8週先までの価格動向を5ランクで確認することができます。
- 4週先:「直近の仕入判断」「売価判断の参考」
- 8週先:「売場・生産展開や販促計画」の補助
「価格が動いてから対応する」のではなく、相場が動きそうな兆しを見ながら判断できる点が特長です。
アプリ「biz tenki」内の「野菜の相場予測」機能のポイント
野菜相場や来店客数は、気象条件と密接に関係しています。
「biz tenki」アプリひとつで、天気 × 相場を手軽に確認することができます。
アプリ「biz tenki」は1か月無料でお試しが可能です(以降は月額650円)。まずはアプリストアからダウンロードして、実際の野菜の相場の動きを確認してみてください。
*「biz tenki」での野菜の相場予測の詳細はビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」に新機能『野菜の相場予測』を追加をご覧ください。
仕入れ・生産・販促計画に活かしたい企業様向け
日本気象協会では、より詳しい野菜の相場予測データを活用したい企業様向けに、野菜約50品目を対象に、最大15週先までの野菜の価格・数量を予測する「野菜の相場予測」のデータ提供サービスも行っています。
仕入れ・生産・販促計画への組み込みや、価格交渉・需給調整の判断材料としてもご活用いただけます。
詳細は野菜の相場を“気象データで先読み”日本気象協会「野菜の相場予測」提供開始をご覧ください。
業界別:価格変動の兆しをどう先読みする?
― 卸売/外食事業者における活用視点 ―
8月は猛暑や日照の影響を受けやすく、野菜の生育は品目ごとに促進・抑制が分かれる時期です。
そのため、品目ごとに価格の上昇・下落が分かれやすく、短期的かつ柔軟な判断が求められます。
biz tenki「野菜の相場予測」を活用することで、8週先までの傾向をもとに、仕入れ・在庫・メニュー設計の判断を前倒しできます。
ここでは、卸売/外食事業者といった業界別に、どのような判断が早まるのかという観点から活用例を整理します。
| 業界 | 主な判断領域 | 相場予測で把握できる兆し | 前倒しで可能になる判断・対応 | 得られる効果 |
|---|---|---|---|---|
| 卸売 | 仕入れ・在庫・販売計画 | 品目ごとの価格上昇・下落、入荷量の増減傾向 |
|
在庫ロスの抑制と利益確保 |
| 外食事業者 | 仕入れ・メニュー設計・販促 | 食材価格の変動傾向、安値・高値のタイミング |
|
原価率の安定化とメニューの柔軟運用、利益確保 |
いずれの業界においても、相場予測を活用する価値は「価格を当てること」ではなく、「変動の兆しに早く気づくこと」にあります。
- 仕入れや商品企画、在庫計画の修正余地を早めに確保できる
- 価格変動による原価や利益のブレを小さくできる
biz tenki「野菜の相場予測」は、各業界において、仕入れや販促調整を一歩早めるための支援ツールとして活用することができます。
まとめ―8月の野菜相場は「猛暑下で品目ごとの強弱が分かれる」タイミング
8月の東京エリアの野菜相場は、猛暑や日照の影響により、生育が促進される品目と抑制される品目に分かれ、価格動向にばらつきが出やすい時期です。
8月の東京エリアの野菜相場は、前4週比で見ると、葉茎菜類では、7月27日週から8月17日週にかけてはくさいが上昇からやや上昇で推移し、8月10日週から8月31日週にかけてはブロッコリーがやや上昇から上昇傾向で推移する見込みです。
果菜類では、品目ごとに強弱はあるものの、前半は横ばいからやや下落、後半は横ばいからやや上昇傾向で推移する見込みです。
根菜類では、8月3日週から8月17日週にかけてだいこんがやや上昇から上昇傾向で推移し、8月17日週から8月31日週にかけてはさといもがやや下落から下落傾向で推移する見込みです。
卸売/外食事業者などでは、品目ごとの価格変化を踏まえた柔軟な仕入れ・販促対応が重要となります。
biz tenkiの「野菜の相場予測」を活用することで、品目ごとの価格動向の違いや変化の兆しを把握しながら、仕入れ・在庫・売場・生産計画を無理なく調整することが可能になります。
biz tenki「野菜の相場予測」は、月額650円で、ビジネス向けの詳しい天気予報と野菜の相場予測を確認できます。アプリのダウンロードはアプリストアから。(1か月無料トライアル実施中)
*より詳しい野菜の相場予測データを活用したい企業の方向け
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FAQ|よくある質問
Q1.野菜の相場予測とは何ですか?
A.気象データと市場データを元に日本気象協会が開発した、最大15週先までの野菜の価格動向や出荷量がわかる予測情報です。
Q2.なぜ8月は野菜の価格にばらつきが出やすいのですか?
A.猛暑や日照の影響により、生育が促進される品目と抑制される品目に分かれ、価格動向にばらつきが出やすい時期です。
具体的には、次のような要因が挙げられます。
1.高温・日照の影響(猛暑による生育への影響)
梅雨明けから8月にかけては、全国的に気温が高く、日差しも強くなる時期です。これにより、野菜の生育は促進されるものと抑制されるものに分かれる傾向があります。
はくさいやブロッコリーなど、高温の影響を受けやすい葉茎菜類では、生育不良や品質低下が発生しやすく、出荷量が不安定になる可能性があります。
一方で、なすやきゅうりなどの果菜類は生育が進みやすく、出荷量が増加しやすい傾向があります。
2.産地移行や出荷時期の変化による供給変動
一部の品目では、産地の移行や出荷時期の変化により、供給量が変動することがあります。さらにこの時期は、天候変動の影響も重なりやすく、出荷量の振れ幅が大きくなる傾向があります。
特に、さといもは8月頃から一部産地で早掘りの新物出荷が始まり、徐々に市場流通が増加する時期です。市場への流通量が増えることで相場が緩みやすく、価格が下がる要因となります。
このため、野菜の相場は一方向に動くのではなく、品目ごとに上昇・下落が分かれる傾向が見られます。
Q3.東京の相場は他地域と連動しますか?
A.市場間で一定の連動性はありますが、需要規模・流通量により差が生じます。アプリ「biz tenki」では全14市場(札幌市、仙台市、東京都、横浜市、名古屋市、金沢市、大阪市、京都市、神戸市、広島市、高松市、福岡市、北九州市、沖縄県)を対象に相場予測を掲載しています。
