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2025年7月は気温変化大きく、需要の変動・昨年との違いに注意【お天気マーケット予報】

2025.07.09

今年は6月後半に南の海上の太平洋高気圧がいっきに強まり、梅雨前線が北上。各地で梅雨明けしたかのような真夏の暑さとなりました。
近畿から九州にかけては6月27日、観測史上もっとも早い梅雨明けが発表され、全国の6月の月平均気温は観測史上1位の高温となりました。

まだ梅雨明けが発表されていない関東甲信は7月21日頃、北陸、東北南部、東北北部は7月22日頃の梅雨明け予想となっています。
梅雨明け前から猛暑が続いていますが、今後の天気と売上が伸びる見込みの商品について見ていきます。

この先は気温変化大きく、需要の変動に注意

猛暑が続いてきましたが、今週10日(木)以降は、オホーツク海高気圧が発生し、本州南岸には梅雨前線が復活するでしょう。

7月中旬は、北海道から関東では、オホーツク海高気圧からの冷涼な風の影響を受けるため、気温が下がり、とくに12日(土)から13日(日)の週末にかけては、最高気温が30℃を下回るなど、涼しいぐらいのところもありそうです。
西日本でも、梅雨前線の影響で雨が降りやすくなり、これまでの猛暑はおさまるでしょう。

ただし、7月19日(土)からの三連休は再び全国的な夏空と猛暑が復活する見通しです。

まだ梅雨明けが発表されていない関東甲信は7月21日(月)頃、北陸、東北南部、東北北部は7月22日(火)頃の梅雨明けが予想されています。
*梅雨明け予報の詳細は2025年梅雨明けは関東甲信で7月21日の予想をご覧ください。

この期間は、需要の変動が大きくなるためご注意ください。

また、今年は台風1号の発生が6月11日と、統計史上5番目に遅い発生となりました。
日本気象協会の独自解析では、2025年の台風傾向は8月から日本への接近数が「平年より多い」予想となっています。今後の情報に注意してください。

*今夏の台風の傾向は2025年の台風傾向 日本への接近数は8月から「平年より多い」 8月以降の台風は発生から接近まで短い可能性をご覧ください。

2025年7月に売上が伸びる見込みの商品

今年は5月に梅雨のはしりで雨が多く、6月は後半から一気に気温が上がったため、梅雨の期間の雨の印象は薄いかもしれません。
夏本番の7月。どのような商材が売れそうか予報とともにみていきましょう。

7月前半は猛暑で前年同時期よりも暑くなりそうです。

スポーツドリンクや制汗剤などのエチケット品、麺つゆやかき氷などのシロップ類、サイダー、コーラ、麦茶、フルーツ缶、中性洗剤、美容ドリンクが非常に伸びやすいでしょう。

ビールは年中一定の需要があることから、上記の商材と比較すると市場全体に占める気温効果は高くはないですが、やはり夏は暑いほど需要が高まります。

しかし7月後半は雨が増えるため昨年ほど勢いよくずっと暑いのが続くわけではなさそうです。
7月後半も、平年よりは気温の高い状態が続くものの、東日本や西日本では昨年ほど気温が上がらない予想のため、昨年との需要の違いに注意が必要でしょう。

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