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2025年6月8日頃から続々梅雨入り予想、雨商材が伸びる見込み【お天気マーケット予報】

2025.06.05

今年の5月は5月16日に九州南部が梅雨入りし、19日に奄美、22日に沖縄と異例の梅雨入りとなりました(速報値)。九州南部は平年より2週間早い梅雨入りです。

今後は九州・四国・本州付近に梅雨前線が停滞することが予想され、8日頃から九州北部や四国で梅雨入り、関東甲信は10日頃に梅雨入りとなる見込みです。

*詳しい梅雨入り予想と前年との比較は2025年梅雨入りは関東甲信で平年よりやや遅く10日頃の予想 生産・物流・販売でも準備ををご覧ください。

6月の天気 夏日あとは各地で梅雨入りとなる見込み

7日(土)頃までは広い範囲で晴れて、全国的に季節先取りの暑さが続くでしょう。

東京都心や大阪市では30℃近い暑さとなり、名古屋は真夏日になる日もある見込みです。
気温だけでなく日に日に湿度も上がるため、熱中症に十分な注意が必要です。

*職場での熱中症対策については6月1日から職場での熱中症対策が義務化 必要な対策と暑さ指数(WBGT)の活用をご覧ください。

8日(日)から、梅雨前線が西から北上します。
11日(水)頃にかけて本州付近に停滞する見込みで、九州から関東にかけては雨が降ったりやんだりでぐずついた天気となりそうです。

まだ梅雨入りの発表がない九州北部や中国、四国、近畿、東海、関東甲信、北陸では8日(日)~9日(月)にかけて、続々と梅雨入りが発表される可能性が高いでしょう。

10日(火)にかけて、西日本を中心にまとまった雨となり、警報級の大雨となる可能性もあります。

各地で梅雨入りが遅れた前年と比べて、今年は本格的な梅雨が早い予想です。

6月5日の気象庁の「1か月予報(6月7日~7月6日)」によれば、7月初旬にかけては全国的に気温が平年より高い一方で、南海上の太平洋高気圧が強いため、梅雨前線は本州付近に停滞しやすく、北日本から西日本にかけては、平年通り曇りや雨の日が多い予想です。

梅雨前線の活動が活発になりやすく、大雨リスクの高まる期間もあるでしょう。

物流や農業など大雨や暴風による影響を大きく受けるビジネスにおいては、事前に天気予報を確認して、対策を行ってください。

*物流業務で命と荷物を守る判断をサポートする輸送影響リスク情報の提供については物流向け GoStopマネジメントシステムをご覧ください。

2025年6月に売上が伸びる見込みの商品

5月の売上前年比では、マスクや殺菌消毒剤や防水グッズが伸びました。

一方、夏に売れやすい商品はあまり前年よりも伸びているものはなく、5月後半にかけての梅雨寒のような気温が夏物商品の売れ行きを停滞させていたと考えられます。

梅雨本番の6月に売上が伸びる見込みの商品について見ていきます。

6月は前半本州で晴れやすく気温も上がりますが、中旬から本格的な梅雨がスタートすることもあり、6月全体では各地で梅雨入りが6月下旬まで前年ほどの気温上昇はなさそうです。

そのため、アイスクリームや日焼け止め、制汗剤などのこの時期売れやすい夏物商品も売り上げの伸びは緩やかでしょう。

一方で、インスタントコーヒーやスナック類、カップ麺はこの時期にしては売上が伸びるでしょう。

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    6月5日からは、12週先までの最高・最低気温に「平年値」が追加されました。
    東京の予報を見ると、前年は6月後半以降気温の高い状態が続いていましたが、今年は気温の上昇が緩やかになりそうです。ただし、平年よりも高い傾向は続くでしょう。
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*今夏の台風の傾向は2025年の台風傾向 日本への接近数は8月から「平年より多い」 8月以降の台風は発生から接近まで短い可能性をご覧ください。