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2025年梅雨明けは九州~東北で7月上旬予想
2025.06.23
日本気象協会は、2025年6月19日に第1回「2025梅雨入り予想」を発表しました。
太平洋高気圧が早い時期から強まり、梅雨明けは九州から東北にかけて平年よりかなり早く「7月上旬」となるでしょう。早い時期から強烈な日差しと猛烈な暑さが続く見込みです。
2025年の梅雨明け予想 「7月上旬」に梅雨明けの可能性
まるで梅雨明けのような強烈な日差しと猛烈な暑さが続きましたが、今年はいつもより早い盛夏到来となるでしょう。
6月末頃から、太平洋高気圧が日本付近を広く覆うことが予想されており、7月上旬には梅雨前線が北上して、次第に不明瞭となる見込みです。
一方、7月上旬は熱帯擾乱の接近や南から暖かく湿った空気が流入する見込みで、雨の降る日が続く地域もあるでしょう。
九州から東北にかけて、梅雨明けする可能性がある時期は、早ければ6月末~7月初め頃、もしくは7月中頃と考えられます。
幅のある予報を踏まえて、7月上旬ごろに梅雨明けする見込みとなっています。

ここ数日も太平洋高気圧が強まっていますが、今後も太平洋高気圧が強い状態が続くことから、梅雨明けも早まり、梅雨の期間の降水量は平年に比べて少なめとなるでしょう。
梅雨の時期に雨がしっかり降らないと渇水のリスクが高まる可能性があります。
農作物や家畜の管理などに十分気をつけてください。
さらに、早い時期から強烈な日差しが続くため、危険な暑さになる日もあるでしょう。
この夏は熱中症に警戒が必要な期間がいつもの年以上に長くなりそうです。
ビジネスにおいても、長期戦の猛暑に耐えられるよう、夏商材の製造・発注・在庫調整や、暑い環境での作業時の熱中症対策を行っておきましょう。
*職場での熱中症対策については6月1日から職場での熱中症対策が義務化 必要な対策と暑さ指数(WBGT)の活用をご覧ください。
梅雨明け後の2025年夏の予報
今年の夏は、顕著な高温となった前年(2024年)の夏には及ばないものの、平年よりも気温がかなり高く、猛暑が予想されています。
また、日本のすぐ南の海上で積乱雲の発生が活発となる予想のため、今後は台風の発生が増えるとともに、平年よりも台風の接近が多くなり、高温多雨の夏となりそうです。
*今夏の台風の傾向は2025年の台風傾向 日本への接近数は8月から「平年より多い」 8月以降の台風は発生から接近まで短い可能性をご覧ください。
ビジネスにおける梅雨明け後の影響
今年はすでに梅雨の期間から最高気温30度以上の真夏日が各地で観測されていますが、暑さがピークを迎える梅雨明け後は、より大きなビジネスインパクトが予想されます。
気象予測を活用すると、夏の業界別の下記への対応も可能になります。
- 製造業界:気温上昇による夏物商品の需要増への対応、在庫最適化
→ メーカー様向け需要予測コンサルティング
→ アパレル事業者様向け需要予測コンサルティング
→ お天気マーケット予報 - 電力業界:梅雨明け後に急激な冷房需要増への事前準備
→ エネルギー事業者様向けAPIサービス ENeAPI
→ 電力需要予測 *日本気象協会コーポレートサイトへ
→ プライス予測(電力取引価格予測) *日本気象協会コーポレートサイトへ - 物流業界:梅雨明け後の気温上昇による配送現場の熱中症対策と業務管理、大雨・台風対策
→ 物流向けGoStopマネジメントシステム
→ シナリオ型台風予測情報 - 小売・EC業界:気温上昇に伴う夏物商品の需要予測・来店客数予測と仕入タイミング、在庫管理
→ 小売り事業者様向け需要予測コンサルティング - 農業:梅雨明け後の強日照・高温ストレスによる作物被害リスク、農作業時の熱中症対策
→ ビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」 - 保険業界:台風シーズンの災害リスク把握
→ 気象データ配信
→ シナリオ型台風予測情報
幅広い業界で活用可能な日本気象協会の気象アプリ・データ
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