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2025年梅雨明けは全国的に平年より早め、今夏の昨年との違いは?(7月19日更新)

2025.06.23

気象庁は7月19日、「東北北部が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
これで梅雨の無い北海道を除いて、すべての地域で梅雨明けとなります。

*夏の雷については夏本番は雷への備えを!猛暑に加え、台風に伴う雷増加の可能性【雷レポート Vol.1】をご覧ください。

*今年の残暑については2025年も残暑は長く、秋の到来遅れる 東京で体感「快適」は9月下旬頃からをご覧ください。

2025年の梅雨明け 全国的に平年・昨年より早め

7月19日、気象庁は「東北北部が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
これで梅雨の無い北海道を除いて、すべての地域で梅雨明けとなりました。

※梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。
なお、この梅雨入りの発表は速報値です。秋に再検討され、見直されることがあります。

【日本気象協会】2025梅雨明け速報値(2025年7月19日発表)

この先、本格的な夏が到来し、猛烈な暑さの日が多くなるでしょう。
最新の1か月予報でも九州から北海道にかけて気温は平年より高い予想です。一段と厳しい暑さとなる見込みです。

また、8月になると、太平洋高気圧が弱まる時期があるとみられ、ゲリラ雷雨が多発する可能性があります。局地的な大雨や雷雨に注意が必要です。

*職場での熱中症対策については6月1日から職場での熱中症対策が義務化 必要な対策と暑さ指数(WBGT)の活用をご覧ください。

*雷の発生傾向と今後については夏本番は雷への備えを!猛暑に加え、台風に伴う雷増加の可能性【雷レポート Vol.1】をご覧ください。

2025年夏の予報と昨年との違い

今年の夏は、観測史上1位の高温になった過去2年の夏同等で、平年よりも気温がかなり高く、猛暑が予想されています。

夏商材(スポーツドリンク・アイスクリーム・冷たい麺類・制汗剤・日焼け止めクリームなど)の需要や、電力需要は、2025年夏も高い需要が続く見込みです。

今年は各地で梅雨明けが早い地域や梅雨明け前から厳しい暑さとなる地域が多く、ビジネスにおいては長期間の猛暑の影響に注意が必要でしょう。

昨年(2024年)よりも梅雨入り・梅雨明けが早くなっていたり、梅雨の間から気温の高い日が続いたりしているため、昨年と同時期でも人の体感は異なる可能性があります。需要予測や消費活動予想をする際には、体感の違いも加味すると良いでしょう。

今年は昨年と比べて春の気温が低かった一方で、本格的な暑さは早く到来しています。
日本気象協会がSNSのつぶやきデータから独自に算出している体感指数は、昨年同時期よりも高い水準で推移していて、昨年よりも暑さを感じている人が多い様子です。
(体感指数はビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」で確認できるほか、APIで提供もしています)

また、日本のすぐ南の海上で積乱雲の発生が活発となる予想のため、今後は台風の発生が増えるとともに、平年よりも台風の接近が多くなり、高温多雨の夏となりそうです。

*今後の台風傾向は2025年8月以降の台風傾向 接近数は9月から10月に平年並みか多く、大雨シーズンが長引くおそれをご覧ください。

ビジネスにおける梅雨明け後の影響

今年はすでに梅雨の期間から最高気温30度以上の真夏日が各地で観測されていますが、暑さがピークを迎える梅雨明け後は、より大きなビジネスインパクトが予想されます。

気象予測を活用すると、夏の業界別の下記への対応も可能になります。

幅広い業界で活用可能な日本気象協会の気象アプリ・データ

  • ビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」
    「biz tenki(ビズテンキ)」は、ビジネスパーソンや法人を対象としたビジネス向け天気予報アプリです。
    月額650円で、1kmメッシュの高精度な気象データを基に、30日先までの天気・気温・風・日射などの気象要素を確認することができます。さらに、気象データをビジネスに活用するヒントコメントや前年値との比較、大雨・暴風確率予測など、ビジネスに特化した情報が利用可能です。
    「biz tenki」は、アプリストアからサブスクリプション購入(月額650円)でご利用いただけます。(1か月無料トライアル実施中)
    【biz tenki】ホーム
    ホーム画面
    【biz tenki】チャンスグラフ
    チャンスグラフ
    【biz tenki】気象災害リスク予報
    気象災害リスク予報
    【biz tenki】長期予報 体感気温マップ
    体感気温マップ
    【biz tenki】積算気温コンテンツ
    積算気温コンテンツ
  • Weather Data API
    「Weather Data API」は、1kmメッシュで任意の地点の気象データ(過去の実況値および気象予測)を、最大8週間先まで取得できる天気API(Web API/JSON形式)です。
    天気、気温、降水確率などの基本的な要素に加え、人の気温の感じ方の違いを考慮した「体感指数API」も提供しています。「Weather Data API」は日本域を対象としたJapan版と、日本国内外を対象としたGlobal版があり、どちらもWeather Data APIお問い合わせからお申込みいただけます。(一部データはWEB申込に対応していないものがございます)
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  • 2年先長期気象予測
    日本気象協会では、業界で初めて、従来よりも精度が高く、予測期間の長い予測手法を開発しました。翌年度の年間計画策定や資材調達・発注、製造・販売・CM計画、新商品の開発といった重要なビジネスシーンにおいて、根拠ある意思決定を支援します。
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    *2年先長期気象予測を活用した株式会社アダストリア様のファッションロス削減事例

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*夏の暑さの農畜産物への影響や農作業と熱中症については「農作業と熱中症に関する実態調査結果」と農業での気象データ活用をご覧ください。