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2025年梅雨明けは関東甲信で7月21日の予想(7月7日更新)

2025.06.23

7月7日に日本気象協会が発表した梅雨明け予想では、関東甲信の梅雨明けは平年(19日頃)並みの7月21日(月・海の日)頃、北陸、東北南部、東北北部は、7月22日頃の予想となっています。

2025年の梅雨明け 関東甲信は7月21日頃

7月4日、気象庁は「東海地方が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
平年より15日早く、昨年より14日早い梅雨明けで、統計開始(1951年)以来、3位タイ(1978年と同日)の早さです。

※梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。なお、梅雨入り・梅雨明けの発表は速報値で、春から夏にかけての天候経過を考慮して再検討され、見直されることがあります。

まだ梅雨明けの発表されていない関東甲信は7月21日頃、北陸、東北南部、東北北部は、7月22日頃の梅雨明けとなるでしょう。
関東甲信と北陸は平年並み、東北南部と東北北部は平年より早い梅雨明けとなる見込みです

【日本気象協会】2025梅雨明け予想(2025年7月7日発表)

西日本は統計開始以来、最も早い梅雨明けとなった所が多くなりました。
梅雨の期間は平年40日ほどありますが、今年の九州北部~近畿では平年の半分にも満たない18日~19日、九州北部、中国、四国では過去最も短い梅雨、近畿は過去2番目に短い梅雨となりました。

梅雨が短いことで、「少雨」が懸念されます。農作物の管理などに注意してください。

*夏の暑さの農畜産物への影響や農作業と熱中症については「農作業と熱中症に関する実態調査結果」と農業での気象データ活用をご覧ください。

2025年夏の予報と昨年との違い

今年の夏は、観測史上1位の高温になった過去2年の夏には及ばないものの、平年よりも気温がかなり高く、猛暑が予想されています。

夏商材(スポーツドリンク・アイスクリーム・冷たい麺類・制汗剤・日焼け止めクリームなど)の需要や、電力需要は、2025年夏も高い需要が続く見込みです。

今年は各地で梅雨明けが早い地域や梅雨明け前から厳しい暑さとなる地域が多く、ビジネスにおいては長期間の猛暑の影響に注意が必要でしょう。

昨年(2024年)よりも梅雨入り・梅雨明けが早くなっているため、昨年と同時期でも人の体感は異なる可能性があります。需要予測や消費活動予想をする際には、体感の違いも加味すると良いでしょう。

今年は昨年と比べて春の気温が低かった一方で、本格的な暑さは早く到来しています。
日本気象協会がSNSのつぶやきデータから独自に算出している体感指数は、昨年同時期よりも高い水準で推移していて、昨年よりも暑さを感じている人が多い様子です。
(体感指数はビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」で確認できるほか、APIで提供もしています)

また、日本のすぐ南の海上で積乱雲の発生が活発となる予想のため、今後は台風の発生が増えるとともに、平年よりも台風の接近が多くなり、高温多雨の夏となりそうです。

*今夏の台風の傾向は2025年の台風傾向 日本への接近数は8月から「平年より多い」 8月以降の台風は発生から接近まで短い可能性をご覧ください。

ビジネスにおける梅雨明け後の影響

今年はすでに梅雨の期間から最高気温30度以上の真夏日が各地で観測されていますが、暑さがピークを迎える梅雨明け後は、より大きなビジネスインパクトが予想されます。

気象予測を活用すると、夏の業界別の下記への対応も可能になります。

幅広い業界で活用可能な日本気象協会の気象アプリ・データ

  • ビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」
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    【biz tenki】気象災害リスク予報
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    【biz tenki】長期予報 体感気温マップ
    体感気温マップ
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  • Weather Data API
    「Weather Data API」は、1kmメッシュで任意の地点の気象データ(過去の実況値および気象予測)を、最大8週間先まで取得できる天気API(Web API/JSON形式)です。
    天気、気温、降水確率などの基本的な要素に加え、人の気温の感じ方の違いを考慮した「体感指数API」も提供しています。「Weather Data API」は日本域を対象としたJapan版と、日本国内外を対象としたGlobal版があり、どちらもWeather Data APIお問い合わせからお申込みいただけます。(一部データはWEB申込に対応していないものがございます)
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