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9月の東京市場の野菜相場は?|レタス・なす・だいこんの価格動向と仕入れ・販売判断
2026.08.21
2026年9月の東京市場では、葉茎菜類・果菜類の一部で価格上昇の兆しが見られる一方、根菜類はおおむね横ばいで推移する見込みです。
前4週比で見ると、葉茎菜類のレタスは8月31日週から9月7日週にかけて上昇傾向となり、その後は下落傾向を経て、9月28日週にはおおむね横ばいとなる見込みです。
果菜類のなすは9月中旬まで上昇〜やや上昇傾向で推移した後、9月28日週以降はやや下落傾向となる見込みです。
根菜類のだいこんは、9月14日週にやや下落傾向となる予測ですが、9月を通してはおおむね横ばいとなる見込みです。(2026年8月17日時点)
本記事では、2026年9月の東京市場における野菜相場の見通しに加え、価格変動に応じた仕入れ・商品構成・販売計画の判断にどう活用できるかを整理します。
目次
8月31日週・9月28日週の野菜の相場予測のポイント
東京市場の野菜相場を前4週比で見ると、レタスは8月31日週に上昇傾向、9月28日週はおおむね横ばいとなる見込みです。なすは、8月31日週に上昇傾向、9月28日週はやや下落傾向となる見込みです。だいこんは、8月31日週・9月28日週ともに、全体としておおむね横ばいとなる見込みです。(2026年8月17日時点)
8月31日週(前4週比)
- 葉茎菜類:レタス、ブロッコリーは上昇傾向。ねぎはやや下落傾向。
- 果菜類:トマト、なすは上昇傾向。きゅうりはやや上昇傾向。
- 根菜類:全体としておおむね横ばい。
9月28日週(前4週比)
- 葉茎菜類:ほうれん草、たまねぎはやや下落傾向。
- 果菜類 :トマトはやや上昇傾向。ピーマン、なすはやや下落傾向。
- 根菜類 :全体としておおむね横ばい。
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日本気象協会の「野菜の相場予測」とは
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気象条件の影響を受けやすい野菜相場は、近年の気候変動の影響により、相場の急変リスクが高まっています。「野菜の相場予測」を活用することで、価格上昇・下落の兆しを事前に捉え、仕入れや販促、商品構成の見直しを早い段階で検討できます。
これにより、コストの最適化やロス削減、収益性の安定化につなげることができます。
企業向けデータ提供サービスでは、全国14市場・約50品目の取引価格・取引数量を最大15週先まで予測します。予測は週次で更新し、PDFまたはCSV形式でメール配信します。
2013年から2025年の実績データを用いた検証では、価格変動方向(上昇・下降)の適中率は品目分類別に63~73%となりました。提供内容や検証方法の詳細は、「野菜の相場予測」データ提供サービスの紹介をご覧ください。
4週先・8週先の相場予測はどう使い分けるか
「野菜の相場予測」は、確認する期間によって業務判断での役割が異なります。
4週先と8週先を使い分けることで、「直近対応」と「中期的な準備」を両立することが可能になります。
4 週先(直近判断)|直近の動きを見ながら調整する
- 仕入れ量の増減調整
- 売価設定、値引き判断
- 在庫のコントロール
8 週先(中期判断)|今後の変化を見越して準備する
- 特売・キャンペーンなどの販促企画
- 商品構成・メニュー開発
- 調達計画、生産スケジュールの設計
使い分けのポイント|「対応」と「準備」を分ける
- 4週先:すでに起きつつある変化への「対応」
- 8週先:これから起きる変化への「準備」
両者を組み合わせることで、「価格が動いてから対応する」だけでなく、変化の兆しを捉えて事前に準備し、実際の入荷状況や相場を見ながら調整することが可能になります。
なぜ9月はこのような相場になるのか?
野菜価格は、主に「天候(気温・降水・日照)・出荷量・産地切替」などの影響を受けて変動します。9月の野菜相場に影響する可能性がある要因は、主に以下の通りです。
1.夏の高温・降水による生育・出荷への影響
8月までの高温や降水量の影響が、9月の生育や品質、出荷量に現れる可能性があります。特に、レタスなどの葉茎菜類は高温の影響を受けやすく、生育や品質が不安定になりやすい品目です。
一方、なすなどの果菜類は比較的高温に強いものの、台風などによる強風や大雨の影響を受ける可能性があります。
2.夏から秋への産地移行や出荷時期・生育状況の変化による供給変動
なすは、夏なすから秋なすへの切り替わりに伴う端境期にあたり、出荷量が不安定になることがあります。
一方、だいこんなどは、主産地の生育や出荷状況が安定していれば、相場も比較的安定して推移することが期待されます。
これらの要因が複合的に影響するため、価格動向は品目ごとに異なります。
相場予測とあわせて、直近の気象・生育・入荷状況を確認することが重要です。
品目別:9月の相場見通し
主要品目の前4週比の動向と背景、業務上の検討ポイントは以下の通りです。
| 品目 | 8月31日週 | 9月28日週 | 背景 | 相場動向を踏まえた 検討ポイント |
|---|---|---|---|---|
| レタス | 上昇傾向 | 横ばい | 高温や少雨傾向により、生育や品質にばらつきが出やすく、出荷量が不安定になる可能性がある | 調達タイミングを調整し、必要に応じて代替食材への切り替えや商品構成の見直しを検討する |
| なす | 上昇傾向 | やや下落傾向 | 台風の雨・風による出荷量の減少や、夏なすから秋なすへの切り替わりに伴う端境期の影響で出荷量が不安定になる可能性がある | 月後半の価格下落を見据え、仕入れ量の調整や惣菜・加工食品への活用拡大を検討する |
| だいこん | 横ばい | 横ばい | 主産地の生育はおおむね順調で、出荷量は安定する可能性がある | 価格が安定する見込みの品目として、仕入れや商品開発・製造計画での活用を検討 |
*自社の対象品目・市場でも、価格や数量を先読みしたい方へ
企業向け「野菜の相場予測」では、市場別・品目別・週別の定量データを提供します。PDF・CSVによる定期配信のほか、ご希望に応じてデータサンプル、PoC、価格変動要因の説明、データ活用に関する気象コンサルティングも行います。詳細・相談方法はサービス紹介ページをご確認ください。
日々の仕入れや売り場判断を、もう一歩早めたい方向け
ビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」では、主要15品目について8週先までの価格動向を5ランクで確認することができます。
- 4週先:直近の仕入れや売価を判断する際の参考
- 8週先:商品構成、販売展開、販促計画を検討する際の補助
価格が動いてから対応するのではなく、相場変動の兆しを見ながら判断できる点が特長です。
アプリ「biz tenki」内の「野菜の相場予測」機能のポイント
野菜相場や来店客数は、気象条件と密接に関係しています。
「biz tenki」では、天気と野菜相場の情報を一つのアプリで手軽に確認することができます。
「biz tenki」は1か月無料でお試しが可能で、無料期間終了後は月額650円で利用できます。
「biz tenki」の「食品小売向け」サービス紹介では、野菜の相場予測に加え、気温・体感変化を踏まえた需要予測、仕入れ・販促の活用例を確認できます。
10ID 以上で利用する場合は、法人契約が可能です。請求書払いを含む法人契約の問い合わせ・資料請求についても、上記サービス紹介ページからご確認ください。
仕入れ・生産・販促計画に活用したい企業の方へ
日本気象協会では、より詳しい野菜の相場予測データを活用したい企業様向けに、全国14市場・野菜約50品目を対象に、最大15週先までの野菜の価格・数量を予測する「野菜の相場予測」のデータ提供サービスを行っています。
予測データは週次で更新し、PDFまたはCSV形式でメール配信します。市場別・品目別・週別のデータを、仕入れ・生産・販促計画への組み込みや、価格交渉・需給調整の判断材料としてもご活用いただけます。料金は対象品目数・利用目的・利用データに応じて提案します。
詳細は 野菜の相場を“気象データで先読み”日本気象協会「野菜の相場予測」提供開始をご覧ください。
業界別:価格変動の兆しをどう先読みする?
― 食品宅配・EC/食品メーカーにおける活用例 ―
9月は、夏の高温や降水などの影響が野菜の生育や出荷に現れるほか、季節の変化に伴って産地や出荷量も変化する時期です。そのため、品目ごとに価格の上昇・下落が分かれやすく、先を見据えた柔軟な判断が求められます。
biz tenki「野菜の相場予測」を活用すると、8週先までの傾向をもとに、仕入れ・商品構成・販売計画を早めに検討できます。
ここでは、食品宅配・EC/食品メーカーを例に、相場予測によってどのような判断を前倒しできるかを整理します。
| 業界 | 主な判断領域 | 相場予測で把握できる兆し | 前倒しで可能になる判断・対応 | 得られる効果 |
|---|---|---|---|---|
| 食品宅配・EC | 仕入れ・商品構成・販売計画 | 品目ごとの価格上昇・下落傾向、価格変動のタイミング |
|
仕入れコストの抑制と商品構成の最適化 |
| 食品メーカー(惣菜・加工食品) | 原料調達・商品開発・製造計画 | 原料となる野菜の価格上昇・下落傾向、価格変動のタイミング |
|
原料コストの安定化と商品開発・製造計画の最適化 |
いずれの業界においても、相場予測を活用する価値は「価格を当てること」ではなく、「変動の兆しに早く気づくこと」にあります。
- 仕入れや商品企画、在庫計画の修正余地を早めに確保できる
- 価格変動による原価や利益のブレを小さくできる
biz tenki「野菜の相場予測」は、仕入れや販促調整を一歩早めるための支援ツールとして活用することができます。
まとめ―9月の野菜相場は「夏の天候影響と秋への変化が重なる」タイミング
9月の東京市場は、8月までの高温や降水が野菜の生育・出荷に影響する一方、夏から秋への移行に伴って産地や出荷状況も変化する時期です。そのため、価格動向は品目によって異なり、9月前半と9月後半でも相場の動きが変化する可能性があります。
前4週比で見ると、葉茎菜類のレタスは、8月31日週から9月7日週にかけて上昇傾向で推移し、9月14日週から9月21日週にかけては下落傾向、9月28日週はおおむね横ばいとなる見込みです。
果菜類のなすは、8月31日週から9月14日週にかけて上昇からやや上昇傾向で推移し、9月28日週以降はやや下落傾向となる見込みです。夏なすから秋なすへの切り替わりに伴う出荷量の変化にも注意が必要です。
根菜類のだいこんは、9月14日週のみやや下落傾向となる予測ですが、9月を通しておおむね横ばいとなる見込みです。
biz tenkiの「野菜の相場予測」を活用することで、品目ごとの価格動向や変化の兆しを把握し、仕入れ・在庫・売場・生産計画を早めに調整することができます。
*日々の仕入れ・売価・販促判断に活用したい方:アプリbiz tenkiの「食品小売向け」を見る(アプリは月額650円、1か月無料)
*全国14市場・約50品目の定量データを企業の計画に活用したい方:企業向け「野菜の相場予測」の詳細・相談方法を見る
相場予測の内容や活用方法については、お気軽にご相談ください。
FAQ|よくある質問
Q1.野菜の相場予測とは何ですか?
A.気象データと市場データをもとに日本気象協会が開発した予測情報です。biz tenkiでは、主要15品目の価格動向を8週先まで確認できます。企業向けデータ提供サービスでは、全国14市場・約50品目の価格・数量を最大15週先まで予測します。
Q2.なぜ9月は品目によって相場の動きが異なるのですか?
A.野菜価格は、主に「天候(気温・降水・日照)・出荷量・産地切替」などの影響を受けて変動します。9月は、8月までの高温や降水の影響に加え、夏から秋への産地移行や出荷時期の変化が重なります。影響の受け方は品目によって異なるため、価格も品目別・時期別に上昇と下落が分かれることがあります。
Q3.東京市場の相場は、他の地域の市場と連動しますか?
A.市場間で一定の連動性はありますが、需要規模・流通量により差が生じます。アプリ「biz tenki」及び企業向けデータ提供サービスでは全14市場(札幌市、仙台市、東京都、横浜市、名古屋市、金沢市、大阪市、京都市、神戸市、広島市、高松市、福岡市、北九州市、沖縄県)を対象に相場予測を掲載しています。
Q4.biz tenkiと企業向けデータ提供サービスの違いは何ですか?
A.biz tenkiは、主要15品目の価格動向を8週先まで5段階で手軽に確認したい方向けです。企業向けデータ提供サービスは、全国14市場・約50品目の価格・数量の定量データを、最大15週先まで仕入れ・生産・販促計画などに活用したい企業向けです。
Q5.企業向けデータはどのような形式で提供されますか?
A.週次更新の予測データを、PDFまたはCSV形式でメール配信します。ご希望に応じて提供データのカスタマイズ、データサンプル、PoC、価格変動要因の説明やデータ活用に関する気象コンサルティングもご相談いただけます。料金は対象品目数・利用目的・利用データによって異なります。詳細は「野菜の相場予測」データ提供サービスをご覧ください。
