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2024年春は高温傾向 例年より早く夏物アイテムの需要が増加する見通し

2024.01.31

この先2月から4月の平均気温は西日本を中心に平年より高くなり、春の訪れも早くなりそうです。

夏物アイテムが例年よりも早く購入される予想のため、夏物商品の準備や棚割り変更などビジネスでも早めの準備を行ってください。

*4月~6月の春夏については2024年春夏も気温は高め、夏物商材の売り上げが立ち上がるタイミングは?をご覧ください。

*2024年の梅雨と夏の予報は「2024年の夏は梅雨が長く、梅雨明け後は猛暑の予想」をご覧ください。

今季は暖冬、この先3か月の気温傾向は西日本を中心に高温傾向

2023年12月は、東日本を中心に全国的に気温が高くなりました。中旬から下旬にかけて、冬型の影響で寒気が流れ込んだ影響で低温となった時期もありましたが、上旬の高温の影響が強く月平均では高温となりました。
また、2024年1月も全国的に気温が高く、北日本ほど顕著に高温となりました。

この冬は暖冬傾向となっていますが、この先2月から4月の平均気温も西日本を中心に平年より高くなるでしょう。春の訪れも早くなりそうです。

向こう3ヶ月の平均気温(2024年1月23日発表)

2月の気温は平年より高めに推移しやすいため、スギの開花が進む可能性があります。
福岡や東京など早い所では2月上旬に飛散開始となる予想のため、花粉症対策アイテムも早めに売れ始める見込みです。
*最新の花粉の飛散情報は【tenki.jp】花粉飛散情報をご覧ください。

3月にかけてはエルニーニョ現象などの影響で寒気が南下しにくく、沖縄や西日本を中心に気温が高い傾向が続きます。

4月になると、高温傾向は落ち着いてくる所が多くなりますが、西日本を中心に平年並みか高い予想です。

この先2月から4月の平均気温は西日本を中心に平年より高くなり、春の訪れも早くなりそうです。

今年は夏物アイテムの立ち上がりが早め

今年は春にかけて平年より暖かいと予想されることから、夏物アイテムの売上の立ち上がりが例年よりも早まると予想されます。

冬の終わりの気温上昇は、実際の気温以上に暖かく感じます。
5月の20℃は過ごしやすい気温でも、3月の20℃は汗ばむぐらいの気温です。

インテージSRI+より日本気象協会が解析したデータによると、真夏に使うイメージがある日焼け止めや制汗剤などの夏物アイテムは、例年この時期から気温上昇に反応して売れ始めています。

2024年春 例年より早く活躍するアイテム

2月はまだまだ寒い時期ですが、春一番が吹くなど気温が急激に上昇する日もありそうです。
また、スギ花粉が本格的に飛び始めることから、鼻炎治療薬のなどが必要とされるようになると共に、気温の上昇によってビールなどの嗜好品や日焼け止めも需要が高まります。

3月になると、暖かい日も多くなる予想です。
気温上昇にまだ体が慣れておらず、汗ばむような日も出てくるでしょう。早くもアイスクリームなどの冷たいものが食べたくなる人が増えそうです。また、制汗剤や殺虫剤も活躍し始めるでしょう。

4月に入ると、少しずつ暑いと感じる所も出てきそうです。
スポーツドリンク、ミネラルウオーター、お茶などのドリンク類の需要も高まりそうです。

お天気マーケット予報は、簡易版の需要予測配信サービスとして、気象データと小売店販売データ(SRI+®)から、カテゴリごとに全国やエリア別で市場規模(金額)を予測しています。

定量的にいくら売れるかを週単位や月単位で最大6ヶ月先までご覧いただくことができ、販売計画や営業・マーケティングへご活用いただけます。

詳しくは、お天気マーケット予報をご覧ください。

鍋物の季節は早めに終了、焼肉シーズンの到来早めか

2024年春は平年より気温が高くなる予想であることから、食卓にも変化がありそうです。

2024年春は暖かい傾向 例年より鍋シーズンの終了が早いかも?

売りドキ!予報によると、この先は「豚肉しゃぶしゃぶ用」の需要が平年より早く少なくなり、「牛肉焼肉用」の需要は高くなる予想です。
鍋シーズンの終了が早くなり、アウトドアでも楽しめる焼肉シーズンの需要が高くなると考えられます。

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今年は例年よりも早く気温が上昇するため、アウトドアや行楽アイテムの立ち上がりも例年よりも早くなりそうです。
ビジネスでも早めに春夏の準備を始めましょう。

*2024年の夏については「2024年の夏は梅雨が長く、梅雨明け後は猛暑の予想」をご覧ください。