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2026年1月の天候から見る売上が伸びる商品予測【日本気象協会 お天気マーケット予報】
2026.01.09
2026年1月は寒暖差の大きい月となる見通しのため、寒気が流れ込むタイミングで防寒用品や温かい食品などの需要が高まりやすい月となる見通しです。
本記事は、日本気象協会が保有する気象データとSRI+データをもとに、天候と売上の関係を分析した需要予測に基づいています。
この冬の2026年1月は、年明けから冬らしい寒さが到来しています。今後は寒さがゆるむ時期もあり寒暖の変化が大きくなりそうです。寒気の流入時には一時的に冷え込みが強まり、消費者の購買行動は「冷え込んだタイミングで買い足す」といった動きになりやすいでしょう。
こうした天候の変化は、消費者の購買行動や在庫・販売計画に影響を与える要因となります。
本記事では、天候と需要の関係に注目し、1月に売上が伸びやすい商品カテゴリを紹介します。
2026年1月の天気予報の詳細は、「2026年1月の天気・気象予測|寒さ・雪はどうなる?【日本気象協会 天候見通し】」をご覧ください。
目次
2026年1月の寒さや雪で消費行動はどう変わる?
2026年1月は、厳しい寒さが続くというよりも、寒暖差や雪の降るタイミングが生活行動に影響を与えやすい月となりそうです。
こうした天候条件は、外出・在宅の判断や購買タイミングを左右し、消費行動の傾向にも変化をもたらします。
1月の寒さや雪の詳しい見通しについては、「2026年1月の天気・気象予測|寒さ・雪はどうなる?【日本気象協会 天候見通し】」で紹介しています。
本記事では、その天候を前提に、消費行動がどのように変わりやすいのかをビジネス視点で整理します。
1月上旬~中旬:寒気の流入時は外出控えめ、生活は“一時的に内向き”に
寒気が流れ込むタイミングでは外出頻度が一時的に低下し、消費行動は在宅・近場中心へとシフトしやすくなります。
その結果、家庭内調理や温かい飲み物・食事への需要が、寒い日を中心に高まります。
商品選択では、「手軽」「すぐ温まる」といった要素が、より重視される傾向が見られます。
1月中旬~下旬:寒さに合わせて動く“買い足し需要”
寒気の影響はあっても、長期間続きにくいため、寒暖差が消費行動に影響します。
気温が下がるタイミングで、カイロやスキンケアなどの消耗型商品、鍋物・シチュー・スープ類といった定番の冬商品が購入されやすくなります。
1月全体を通した特徴:寒暖差により“買い足し需要”に
2026年1月は、日ごとの寒暖差が大きくなる傾向があります。
このため、消費者は「一気に備える」よりも、「寒くなったタイミングで必要な分だけ補充する」といった行動を取りやすくなります。特に、カイロ・防寒小物・鍋用食材・スープ類などは、寒さを感じた日をきっかけに再購入・追加購入されやすい商材となります。
「思ったより冷えた」「また寒さが戻った」といった体感変化が、購買の直接的なトリガーになるのが特徴です。
その結果、1月全体ではまとめ買いよりも“小刻な購入・在庫の“買い足し”が増え、天候の変化に連動した短期的な需要の波が発生しやすくなります。
2026年1月に売上が伸びる商品は?
「気象データ×SRI+データ」を活用した日本気象協会の簡易版需要予測配信サービス「お天気マーケット予報」から、2026年1月に売上が伸びると予想される商品を紹介します。
防寒・雪対策アイテム:寒さと降雪で需要が拡大
2026年1月は、寒気が流れ込むタイミングでは、日本海側を中心に雪の影響が出やすく、一時的な冷え込みや降雪への備え需要が高まりそうです。
降雪の影響により、「防水剤・撥水剤」をはじめとした防寒・雪対策アイテムの需要が高まりそうです。
靴やアウターなど、雪や雨への備えが必要となる場面が増えることで、関連商品の動きが活発になるとみられます。
セルフケア商品:気温1℃低下で4~9%売上増加
「使い捨てカイロ」「ハンド&スキンケア」などのセルフケア商品は、寒さに敏感に反応し、1月も引き続き需要増加が見込まれます。
これらの商品群は、気温が1℃下がるごとに売上が4~9%程度増加する傾向があり、1月は寒気の影響を受けるタイミングで需要が拡大しやすいと考えられます。
温かい食品類:気温1℃低下で3~7%売上増加
食品分野では、「鍋物の具材」「ココア」「シチュー」など、手軽に体を温められる商品の需要が高まりそうです。
これらの温かい食品は、気温が1℃低下すると売上が3~7%程度増加する傾向があり、寒さが厳しくなるタイミングほど動きが強まると予想されます。
*寒さで売れる商品については、寒さで売れやすい商品ランキング食品 TOP10/日用品 TOP5をご覧ください。
冬物商材の需要の変動を予測する
冬物商材は、気温や寒さの強まり方によって需要が大きく左右されやすい分野です。
気象予測を十分に加味せずに販売計画を立てた場合、想定より寒さが強まらず機会損失が生じることや、逆に寒さが長引いて在庫不足や過剰在庫・廃棄ロスにつながるといったリスクもあります。
気象データをビジネスで活用することで、需要の動きや販売計画をより正確に把握できます。日本気象協会では、目的や業務フェーズに応じて活用できる複数の気象情報・サービスを提供しています。
商品需要予測モデルの構築(コンサルティング)
気象データと自社の商品データを組み合わせて分析し、気象条件と販売実績の相関を可視化します。これにより、どの気象環境でどの商品に需要が出るかを把握し、販売計画や在庫計画に活かすことができます。
お天気マーケット予報
カテゴリ別に最大6か月先までの金額市場規模の予測を提供する簡易版需要予測配信サービスです。販売計画や営業・マーケティングに活用いただけます。
Weather Data API
「Weather Data API」は、1kmメッシュで任意の地点の気象データ(過去の実況値および気象予測)を、最大8週間先まで取得できる天気API(Web API/JSON形式)です。
天気、気温、降水確率などの気象要素に加え、日本気象協会独自の「体感指数」「積雪情報」「30日先予測」「暑さ指数(WBGT)」「気圧」もAPIで提供しています。Weather Data API お問い合わせからお申込みください。
ビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」
「biz tenki(ビズテンキ)」は、ビジネスパーソンや法人を対象としたビジネス向け天気予報アプリです。月額650円で、1kmメッシュの高精度な気象予測(天気・気温・体感・日射など)を30日先まで確認でき、大雨・降雪確率といった気象災害リスクを知ることもできます。
「biz tenki」の購入はアプリストアから(月額650円、1か月無料トライアル実施中)。
まとめ
- 2026年1月は、寒気の影響が一時的に強まるタイミングで、消費動向は「寒さ・雪対策」と「温かい食事需要」が中心となる見通しです。
- 使い捨てカイロや防水・撥水用品、ハンド&スキンケア商品は、気温が1℃低下するごとに売上が4~9%程度増加する傾向があります。
- 鍋物の具材やココア、シチューなどの温かい食品も、1℃の気温低下で3~7%程度の売上増加が見込まれます。
FAQ|よくある質問
Q. 天候による需要予測は、どの業界で効果がありますか?
A. 気温や降雪、降水量の影響を受けやすい業界で特に効果があります。
具体的には、小売・飲食、アパレル、日用品、物流、製造業などで、季節商品や天候連動型商品の在庫管理・販促判断に活用されています。
日本気象協会では、業界特性に応じた需要予測の設計が可能です。
Q. 需要予測は、どんなビジネス判断に役立ちますか?
A. 需要予測は、在庫量や仕入れ計画の最適化、販促タイミングの判断、価格リスク管理など、幅広い業務判断に役立ちます。
特に冬場は、寒波や大雪といった天候要因によって需要が急変しやすく、事前に見通しを持つことで機会損失や過剰在庫のリスク低減につながります。
Q. 気温は、どれくらい売上に影響しますか?
A. 商品の種類や業界によって異なりますが、気温の変化に比例して売上が動く商品は少なくありません。
例えば、防寒用品や温かい食品、セルフケア商品などは、気温低下をきっかけに需要が増加する傾向があります。
天候要因を加味した需要予測を行うことで、在庫ロスや廃棄ロスを抑えられる可能性が高まるとされています。
Q. どこまで先の需要を予測できますか?
A. 最長2年先までの需要予測が可能です。季節変動を見据えた計画立案から、直近の販売・仕入れ判断まで、用途に応じた予測をご提案しています。お気軽にお問い合わせください。