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2024年の夏は梅雨が長く、梅雨明け後は猛暑の予想

2024.02.26

季節は冬から春に移り変わりつつありますが、ビジネスにおいては2024年の夏がどんな天気・気温になるかという長期予報が重要になります。

*冬の振り返りや暖冬とビジネスについては2023年~2024年冬の振り返りと暖冬が商品売上に与えた影響をご覧ください。

*4月~6月の春夏については2024年春夏も気温は高め、夏物商材の売り上げが立ち上がるタイミングは?をご覧ください。

2024年 夏の予想

2024年は、夏の前半にかけて南海上の太平洋高気圧が強まりにくく、梅雨前線の北上が遅れるでしょう。

6月は本格的な梅雨の到来が遅れるため、厳しい暑さが予想される一方で、7月は梅雨前線が停滞しやすいため梅雨明けが遅れる可能性があり、西日本や東日本の太平洋側ほど、長雨や一時的な低温となるリスクがあります。

前線の活動は活発になりやすく、梅雨期間は大雨に警戒が必要です。

梅雨明け後の夏後半は太平洋高気圧の勢力が南海上を中心に強まりやすい予想です。

地球温暖化や春まで続くエルニーニョ現象の影響で地球の大気全体の気温がかなり高くなっていることから、太平洋高気圧が強まれば、ここ10年の暑さを上回って、昨年(2023年)に匹敵するような猛暑になる可能性があり、残暑も厳しいでしょう。

夏商材(スポーツドリンク・アイスクリーム・冷たい麺類・制汗剤・日焼け止めクリームなど)は、早い時期から需要が高まりやすくなりますが、7月は長雨や一時的な低温の影響で需要が落ち込む時期もある見通しです。

また、8月以降の厳しい暑さの影響で、夏商材の需要は秋の初めまで高い可能性があり、冬商材の立ち上がりは遅れるでしょう。

梅雨明け予報・夏の気温傾向予報

日本気象協会では独自に梅雨明け予報及び夏の気温傾向予報を提供しています。

  • 提供内容:梅雨明け予報・夏の気温傾向予報
  • 予測対象期間:6月~8月
  • 配信時期:全4回
    (第1回 2月末頃 / 第2回 3月末頃 / 第3回 4月末頃 / 第4回 5月末頃)
  • データ提供形式:PDF(メール)
  • 料金:お問い合わせください
  • 梅雨明け予報・夏の気温傾向予報の提供資料イメージサンプル
    梅雨明け予報・夏の気温傾向予報の提供資料イメージサンプル

    これらの情報は、盛夏に必要な商品の生産や配送、販売の調整や、販促に活かすことができます。
    夏に必要とされる商材や、気温との関連が大きい商材をお持ちの場合は、ぜひ活用をご検討ください。

    さらに、日本気象協会では農業や工場、店舗管理などにも活用可能な月別の台風発生数・接近数の情報も独自で作成し、提供しています。

    台風に関する昨年(2023年)の一般向け情報は【tenki.jp】2023年秋台風発生・接近数は平年並みか少ないものの接近時は勢力強くなりやすいをご覧ください。

    個別サービスの「台風の発生数・接近数の予報」では一般公開情報よりも詳しい情報を提供しています。詳しくはお問い合わせください。

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    気温や降水などの気象の変化をとらえることは、ビジネスでのロス削減につながります。
    企業様での気象データ活用についてはCASEご覧ください。

    • ビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」(→お問い合わせ
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    • 気象予測配信サービス(→お問い合わせ
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