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2025年ゴールデンウィークの天気傾向 後半にかけて気温が上がり汗ばむ陽気 夏商材の需要高まりへの対応を
2025.04.09
日本気象協会は、2025年のゴールデンウィークの天気傾向を発表しました。
2025年のゴールデンウィークは、前半にかけて晴れる日が続きやすく、天気の崩れは一時的となるでしょう。
後半は雲が広がりやすく、雨が降りやすくなりそうです。後半にかけて気温が上がり、汗ばむ陽気となるでしょう。
4月後半から各地で服装の半袖へ切り替えも始まり、日焼け止めや冷たい飲み物といった夏物商材の売上が伸びる見込みです。
ゴールデンウィークには、天気によって外出する人も増えますので、欠品等の機会ロスにご注意ください。
2025年 ゴールデンウィークの天気傾向
日本気象協会独自の予測では、ゴールデンウィーク前半(4月26日~5月1日頃)は、広く高気圧に覆われ、晴れる日が続きやすいでしょう。
ただし、発達した低気圧の通過により、北日本や日本海側を中心に雨が降り、全国的に風の強い日もありそうです。
後半(5月2日~6日頃)は、南から湿った空気が流れ込むため、北海道では雲が広がり一時的に雨の降る日があるでしょう。
終盤には全国的に雲が広がりやすく、雨が降りやすくなりそうです。
気温は、日に日に高くなり、最高気温は、前半は東日本や西日本で23℃前後と半袖で過ごせる陽気になるでしょう。北日本でも、15℃~20℃と過ごしやすい予想です。
ゴールデンウイーク後半は東日本や西日本で25℃を超えて汗ばむほどの所も多くなり、北日本も20℃前後と昼間は上着いらずの暖かさになるでしょう。
熱中症も懸念されるため、外出先での飲み物や冷却グッズといった夏物商材の需要も高まる見込みです。

*最新の天気予報は【tenki.jp】2週間天気もご覧ください。
夏商材も需要立ち上がり、機会ロスにも注意
4月後半から全国的に気温が上がり、夏商材の立ち上がりの目安となる最高気温20℃以上や、本州では最高気温25℃(夏日)近くまで上がるところもある見込みです。
ゴールデンウィークは本州の各地で最高気温20℃~25℃と予想されています。
最高気温23℃ は飲料や冷たい麺類、日焼け止め関連の商材が大きく伸び、消費者マインドに本格的な夏へのスイッチが入ると言えるタイミングです。
日本気象協会が株式会社インテージの京浜エリアのSRIデータ(2012~2018年)を分析した結果、最高気温が23℃を超えると、日焼け止めの需要が高まることがわかりました。
最高気温23℃は、長袖から半袖への切り替え目安でもあります。
また、汗をかきやすくなり、水分補給をする機会が増加するため、麦茶、炭酸飲料、ミネラルウォーターといったドリンク需要も一気に高まります。
観測史上3位の暖かさとなった昨年2024年の春と比べると、今年の4月~5月にかけての気温の上昇ペースは遅く、夏商材の需要の立ち上がりも昨年より遅くなる予想ですが、4月後半からゴールデンウィークにかけては本格的な夏商材需要が始まるでしょう。
ゴールデンウィークは旅行や観光に出かける人も多くなるでしょう。
夏商材は欠品などの機会ロスに注意が必要です。
*今年の梅雨と夏については2025年の夏も全国的に猛暑 観測史上1位タイの高温となった2024年との違いは?をご覧ください。
*天気と電力市場取引価格の関係、今後の予想は今冬の気温の傾向と電力市場取引価格への影響 2025年春夏の価格変動は?をご覧ください。
長期予報と短期予報を組み合わせて需要の変化を予測し、対応する
日本気象協会では、最大2年先までの長期予報を活用した資材調達、製造、販売等の計画立案から、今日、明日の短期予報を活用した細かな発注・物流調整等まで、幅広い支援を行っています。
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長期予報は季節の大まかな天候の傾向を予測するものです。
日々の天候を左右するような前線や台風のような短期的な気象現象の影響は予測することができず、実際の天候が予報と異なる場合があります。
直近の天気の変化は短期予報を活用して、細かな調整を行ってください。
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