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2026年最新夏予報|7月中旬以降は真夏の暑さへ 酷暑日・雷雨・台風リスクに注意
2026.07.10
2026年は、7月中旬にかけて東日本・西日本で梅雨明けし、7月中旬以降は東日本・西日本を中心に猛暑となる見込みです。7月下旬には東北地方でも梅雨明けし、全国的に厳しい暑さとなるでしょう。
一方で、梅雨明け後も天気は安定しない見込みです。
この夏は、「暑さ」と「雨」がポイントとなりそうです。
日本気象協会の独自解析によると、2026年に最高気温40℃以上の「酷暑日」となる地点数は、全国で延べ6~10地点となる見込みです。
過去最多の延べ30地点を記録した2025年ほど広範囲で酷暑日が多発する可能性は低いものの、梅雨明け後の強い日差しや台風接近時のフェーン現象などにより、局地的に40℃以上の危険な暑さとなるおそれがあります。
一方で、7月下旬にかけては北日本を中心に梅雨末期の大雨に注意が必要です。梅雨明け後も天気は安定せず、東日本・西日本を中心ににわか雨や雷雨が多くなる可能性があります。
8月は台風や湿った空気の影響を受けやすく、天気が変わりやすい見込みとなっています。
企業活動では、高温だけでなく、急な雷雨、短時間強雨、台風接近時の大雨・高温リスクをあわせて確認することが重要です。
本記事では、2026年盛夏の暑さ、酷暑日リスク、雨・雷雨・台風リスクの見通しと、業務判断で押さえたいポイントを解説します。
目次
2026年盛夏予報のポイント|梅雨明け後の暑さと雷雨・台風リスク
2026年盛夏予報のポイントは、「暑さ」と「雷雨・台風」です。
2026年夏のポイント①暑さ
- 梅雨明けが予想されている7月中旬以降は真夏の暑さとなり、7月下旬~8月上旬には内陸部を中心に最高気温35℃以上の猛暑日となる所もある見込み。
- 2026年の酷暑日(最高気温40℃以上)は、全国で延べ6~10地点となる見込み。酷暑日に特に注意が必要なのは、梅雨明け後の強い日差しが続くタイミングと、台風接近時に日本海側でフェーン現象が発生するタイミング。
- 2025年のように広範囲で酷暑日が多発する可能性は低いものの、気象条件がそろった地域では局地的に40℃以上となる可能性あり。
2026年夏のポイント②雷雨・台風
- 梅雨明け後も天気は安定せず、台風や湿った空気の影響で、太平洋側を中心に局地的な雨や雷雨が起こりやすい見込み。
- 7月は太平洋側を中心に、にわか雨や雷雨が多くなる可能性あり。
- 8月は台風や湿った空気の影響を受けやすく、天気は変わりやすい見込み。
2026年盛夏の特徴① 暑さの詳細
2026年夏は、梅雨明け前から気温が上がり、梅雨明け後は猛暑となる見込みです。
企業での暑さ対策においては、酷暑日の地点数だけでなく、気温が急上昇しやすいタイミングや地域を確認することが重要です。
40℃以上となる酷暑日予想 全国で延べ6~10地点の見込み
日本気象協会が特許技術を用いて開発した「2年先長期気象予測モデル」による最新の解析では、2026年の酷暑日の地点数は全国で延べ6~10地点となる見込みです。これは、直近10年平均(約8地点)※1とほぼ同程度の予想です。
※1:近年酷暑日地点数が急増していることや観測方法の変更などを考慮して、直近10年間(2016年~2025年)の平均値を採用しています。
過去最多の延べ30地点を記録した2025年ほど広範囲で酷暑日が多発する可能性は低いものの、梅雨明け後の強い日差しや台風接近時のフェーン現象などにより、局地的に40℃以上の危険な暑さとなるおそれがあります。
参考:2025年に酷暑日が多数観測された理由と2026年の見通しの根拠
2025年は、日本の南海上を中心に太平洋高気圧の勢力が強まり、さらに大陸から張り出した上空のチベット高気圧が重なる「ダブル高気圧」となりました。この影響で全国的に記録的な高温となり、酷暑日は過去最多の延べ30地点を記録しました。高気圧が安定して長く居座ったため、特に8月は東日本・西日本の太平洋側や内陸部を中心に晴れて日照時間が多くなりました。強い日射や上空の暖気に加えて、地域によっては地形による昇温も重なったことで、広い範囲で厳しい暑さが続きました。
一方、2026年は日本の南海上から太平洋中部にかけて積乱雲の活動が活発になりやすく、台風や熱帯擾乱(じょうらん)が発生・北上しやすい傾向が予想されます。また、太平洋高気圧は平年より北寄りで本州付近へ張り出しやすいものの、その張り出しには変動があり、一時的に弱まることもあるでしょう。このため、2025年のように広い範囲で酷暑日が多発する状況にはなりにくい見込みです。
参考:40℃以上の予報はどこまで参考になる?2025年酷暑日の予報精度を検証
日本気象協会では、2025年に実際に40℃以上を観測した延べ30地点を対象に、日本気象協会の独自気象予測「JWA統合気象予測」の前日予報が、実際の最高気温にどの程度近かったかを検証しました。
併せて、天気予報専門メディア「tenki.jp」の前日15時時点の予報で、最高気温40℃以上を表示していた件数も確認しました。
検証の結果、実際に40℃以上を観測した30件のうち、「JWA統合気象予測」の前日予報と実際の最高気温の誤差が2℃以内だった事例が26件(87%)でした。40℃以上の極端な高温となる日でも、前日時点で危険な暑さの水準を把握するうえで参考になる検証結果と言えるでしょう。
また、「40℃以上を予報できていたか」という閾値で見ると、「tenki.jp」で前日から40℃以上を表示していた事例は18件で、40℃以上を観測した日に40℃以上になることを予報できていた割合(捕捉率)は60%でした。
業務で予報を活用する上では、40℃以上に達するかどうかだけでなく、危険な高温となる可能性を事前に捉えることが重要となります。
2026年夏についても、「40℃以上になるかどうか」だけでなく、40℃に近い高温となる地域や、梅雨明け後・台風接近時など気温が急上昇しやすいタイミングを確認し、事前対策をすることが重要です。
酷暑日に特に注意が必要なタイミングは①梅雨明け後、②台風接近時
特に暑さに注意が必要となるのは、「梅雨明け後の強い日差し」と「台風接近時のフェーン現象」の2つのタイミングです。
| 注意が必要なタイミング | 地域 | 気象条件 |
|---|---|---|
| ①梅雨明け後 |
|
|
| ②台風接近時 |
|
台風周辺の南~南東寄りの風が山を越えて日本海側へ吹き下りることでフェーン現象が発生する |
①梅雨明け後の強い日差しに注意
梅雨明け後は、太平洋高気圧が本州付近に張り出し、晴れて強い日差しの日が続くことで、地表付近に熱が蓄積され、暑さが日増しに厳しくなります。さらに、上空に暖かい空気が流れ込むと、広い範囲で気温が上がりやすくなります。
特に関東・東海の内陸部や盆地では、海風の影響を受けにくく、熱がこもりやすいため、高温になりやすい傾向があります。
また、近畿・中国の内陸部や四国の盆地などでも、条件が重なれば局地的に40℃以上となる可能性があります。
なお、7月2日時点で九州~関東の梅雨明けは7月中旬頃と予想されています。
梅雨明けが予想される7月中旬以降は真夏の暑さとなり、7月下旬~8月上旬には内陸部を中心に猛暑日となる所もある見込みです。
*最新の梅雨明け予想
2026年の梅雨明けはいつ?地域別の最新予想と梅雨明け後の猛暑・大雨リスク
②台風接近時はフェーン現象に注意
台風が接近する際は、日本海側を中心に酷暑日の発生リスクが高まるおそれがあります。
この夏は、太平洋高気圧の本州付近への張り出しが一時的に弱まり、台風が日本付近に接近しやすくなることが予想されています。このため、台風の日本への接近数は8月を中心に平年並みか多くなる見込みです。
*関連記事
台風傾向の詳細:2026年の台風傾向 8月は日本列島への接近に注意、秋は発達した台風の影響も
台風が日本付近に近づくと、進路や風向きによっては、台風周辺の風が山地を越えて吹き下りる際にフェーン現象が発生し、日本海側を中心に高温となる可能性があります。
実際に、2019年8月14日~15日に台風が日本に接近・上陸した際には、台風に伴うフェーン現象が要因となり、新潟県や石川県の複数地点で酷暑日が観測されました。
フェーン現象の影響で、特に北陸では局地的に40℃以上の危険な暑さとなる可能性があります。また、近畿北部や山陰などでも、台風の進路や風向き、山地の地形、強い日差しなどの条件が重なれば、気温が急激に上昇するおそれがあります。
2025年は酷暑日が多くなかった日本海側でも、2026年は台風接近時などにフェーン現象による急激な昇温に警戒が必要です。
*フェーン現象のメカニズムと、企業の暑熱対策については、関連記事「フェーン現象とは?企業が注意すべき局地的な高温リスクと暑熱対策」をご覧ください。
エリアごとの酷暑リスク
酷暑日は、東日本・西日本の内陸部や盆地、山あいの地域で観測されやすい傾向があります。
過去の酷暑日の傾向と予想される大気の状態から、2026年の酷暑日の発生リスクは、東日本で高く、西日本もやや高い見込みです。
| エリア | 酷暑リスク | 2026年の注意点 |
|---|---|---|
| 東日本太平洋側 | 高 | 梅雨明け後の強い日差しによる高温 |
| 東日本日本海側 | 高 | 台風接近時のフェーン現象による高温 |
| 西日本太平洋側 | やや高 | 内陸部・盆地で厳しい暑さ |
| 西日本日本海側 | やや高 | 台風接近時の局地的な高温 |
| 北日本日本海側 | 中 | 台風接近時などの急な高温 |
| 北日本太平洋側 | やや低 | 猛暑日・蒸し暑さ |
※リスク階級について
高:酷暑日の実績が多く、2026年も40℃以上となる条件がそろいやすい地域
やや高:酷暑日の実績があり、2026年も条件がそろえば40℃以上となる可能性がある地域
中:条件次第で局地的に気温が上がる可能性がある地域
やや低:酷暑日の可能性は相対的に低いものの、猛暑日や蒸し暑さへの注意が必要な地域
2026年盛夏の特徴② 雨・雷雨・台風の詳細
2026年の夏は、太平洋高気圧の張り出しや台風・湿った空気の影響により、梅雨明け後も天気が変わりやすい見込みです。高温が続く一方で、局地的なにわか雨や雷雨、台風接近時の大雨にも注意が必要です。
7月下旬にかけて北日本を中心に梅雨末期の大雨に注意
7月下旬にかけては、北日本を中心に梅雨末期の大雨に警戒が必要です。
東北地方の梅雨明けは、平年並みの7月下旬の予想となっています。
ただし、各地で梅雨明けした後も大雨リスクがなくなるわけではありません。梅雨明け後は日照時間が多く、全国的に気温が高くなる見通しですが、東日本や西日本で、にわか雨や雷雨が多くなる可能性があります。
8月以降は台風接近に伴う大雨・高温リスクにも注意
8月上旬~中旬は、晴れる日がある一方で、太平洋高気圧が弱まる時期があり、台風や湿った空気の影響を受けて、天気が変わりやすい見込みです。全国的に蒸し暑く感じられるでしょう。
日本気象協会の予想では、台風の日本への接近数は8月を中心に平年並みか多い見込みです。
今年の8月は、大雨・台風・物流への影響に備える必要があるでしょう。
詳しい台風傾向については、「2026年の台風傾向 8月は日本列島への接近に注意、秋は発達した台風の影響も」にて解説しています。2026年は、盛夏期以降も台風の発生・接近情報は継続して確認することが必要となるでしょう。
2026年盛夏に企業が押さえるべき判断ポイント
2026年盛夏は、梅雨明け後の高温、局地的な40℃以上、雷雨、短時間強雨、台風接近時のフェーン現象に注意が必要です。
企業活動では、気温や日照だけでなく、雷雨、短時間強雨、台風、湿った空気の影響をあわせて確認することが重要です。
| 業界・業務 | 影響する気象リスク | 判断が必要になること |
|---|---|---|
| 小売・食品・飲料 | 気温、日照、雷雨 | 夏商材の販売計画、在庫、販促タイミング |
| 物流 | 猛暑、雷雨、台風 | 配送計画、遅延リスク、作業員の安全管理 |
| 建設・屋外作業 | 暑さ指数(WBGT)、猛暑、雷雨 | 作業時間、休憩、人員配置、中止判断 |
| 製造 | 気温、湿度、台風 | 生産計画、原材料・製品保管、出荷調整 |
| エネルギー | 気温、降水、日射、台風 | 電力需給計画、再エネ発電量予測、電力調達 |
| 農業・食品調達 | 高温、降水、日照 | 生育、収量、仕入れ、価格変動リスク |
盛夏期の暑さ・雨・台風リスクを業務判断に活かすには
盛夏期は、長期的な気温傾向だけでなく、短い期間の予報や台風情報もあわせて確認することが重要です。
梅雨明け後は全国的に高温となる見通しですが、台風や前線の影響で雨が続くと、短期的に気温が下がることがあります。また、台風接近時には、大雨や風だけでなく、フェーン現象による局地的な高温にも注意が必要です。
そのため、業務判断では、以下のような情報を組み合わせて確認することが重要です。
| 判断シーン | 活用できるサービス | 活用できることの例 |
|---|---|---|
| 7月~8月の販促・在庫・生産計画 | 気象データ配信 / 製造事業者様向け 商品需要予測コンサルティング | 月単位の気象傾向を事前計画に活用する |
| 拠点別の暑さ・雨・台風リスク確認 | ビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」 | 日々の業務判断に使う |
| 自社システムへの気象データ連携 | Weather Data API | 気温・降水・風などを既存システムに組み込む |
| 物流・屋外作業・施設管理のリスク判断 | 事業者様向け 気象リスク対策情報 / 物流向け GoStopマネジメントシステム | 台風・大雨・暑さによる業務影響を判断する |
| 電力需要・再エネ発電量の見通し | エネルギー事業者様向けAPIサービス「ENeAPI」 | 電力需要・再エネ発電量予測を高度化する |
盛夏期の高温・雷雨・台風リスクは、業種や拠点によって確認すべき気象データが異なります。
日本気象協会では、気象データの提供から需要予測・リスク判断への活用まで、企業の課題に合わせた支援が可能です。お気軽にご相談ください。
FAQ|よくある質問
Q1. 2026年の梅雨明け後はどのくらい暑くなりますか?
A. 2026年は、7月中旬に梅雨前線が北上し、東日本・西日本で梅雨明けとなり、真夏の暑さが到来する見込みです。
7月下旬~8月上旬には全国的に暑さが増し、最高気温35℃以上の猛暑日となる所もある見込みです。
Q2. 2026年の暑さのピークはいつ頃ですか?
A. 2026年夏は、7月下旬~8月上旬に全国的に暑さが増し、最高気温35℃以上の猛暑日となる所もある見込みです。
梅雨明け後の強い日差しや上空の暖気、台風接近時のフェーン現象による急な高温にも注意が必要です。
Q3. 2026年の酷暑日はどのくらい発生する見込みですか?
A. 日本気象協会の「2年先長期気象予測モデル」による最新解析では、2026年の酷暑日の地点数は、全国で延べ6~10地点となる見込みです。
酷暑日とは日最高気温が40℃以上となる日のことで、2026年は直近10年平均の約8地点と同程度の予想です。
Q4. 梅雨明け後も雷雨や短時間強雨に注意が必要ですか?
A. はい。梅雨明け後も、大雨リスクがなくなるわけではありません。
2026年夏は梅雨明け後も湿った空気の影響を受けやすく、にわか雨や雷雨が多くなる可能性があります。屋外作業、イベント、物流、施設管理では、急な雷雨や短時間強雨への備えが必要です。
Q5. 2026年8月以降は台風の影響に注意が必要ですか?
A. はい。8月は、太平洋高気圧が弱まる時期があり、台風や湿った空気の影響を受けて、天気が変わりやすい見込みです。台風接近時は、大雨・強風だけでなく、日本海側中心にフェーン現象による局地的な高温にも注意が必要です。
Q6. 2026年夏の猛暑・雷雨・台風は、企業活動にどのような影響がありますか?
A. 2026年夏の高温、雷雨、短時間強雨、台風は、小売・食品・飲料、物流、建設・屋外作業、製造、エネルギー、農業・食品調達などに影響する可能性があります。
高温と急な雷雨・短時間強雨をあわせて確認し、8月以降は台風情報をもとに輸送計画やBCPを見直すことが重要です。
Q7. 盛夏期の暑さ・雷雨・台風リスクを業務判断に活かすには、どの気象データを確認すればよいですか?
A. 盛夏期は、長期的な気温傾向だけでなく、週間予報、14日先気象予報、台風情報、警報・注意報など、より短い期間の予報もあわせて確認することが重要です。
中長期の販促・在庫・生産計画には「気象データ配信」、拠点別の暑さ・雨・台風リスク確認にはビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」、気温・降水・風などのデータ連携には「Weather Data API」が活用できます。
物流・屋外作業・施設管理のリスク判断には「事業者様向け 気象リスク対策情報」や「物流向け GoStopマネジメントシステム」、電力需要・再エネ発電量の見通しには「エネルギー事業者様向けAPIサービス『ENeAPI』」が活用できます。