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日本気象協会のAPIサービス「Weather Data API」にて新たに「暑さ指数(WBGT)API」と「気圧API」を追加 ~高精度な天気APIがさらに充実~
2025.08.20
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:渡邊 一洋、以下「日本気象協会」)では、2021年から提供している高精度な天気API「Weather Data API」にて、2025年8月20日(水)から新たに「暑さ指数(WBGT)API」と「気圧API」の提供を開始します。
2025年の夏は、8月17日までに全国の猛暑日地点数が累積で7,000を超え、2010年以降で最多となった前年の記録に迫る水準となっています。
今後も9月にかけて厳しい残暑が予想され、猛暑日地点数はさらに増加する見通しです。
そのような中で、2025年6月1日には改正労働安全衛生規則が施行され、事業者による熱中症対策の重要性が一層高まっています。「暑さ指数(WBGT)API」はこうした社会環境の変化に対応し、事業活動にて迅速かつ確実な判断を検討している事業者を支援するために提供します。
また「気圧API」は、近年ニーズが高まっているヘルスケア分野への対応として提供するものです。気圧と体調との関連については多くの生活者が注目しており、QOL(生活の質)向上を支援するサービス開発に、より活用しやすい形で提供します。
日本気象協会は気象コンサルタントとして、気象データ活用による積極的な企業活動の推進と拡大を今後も支援していきます。
Weather Data APIの3つのPoint
Pointその1
最大8週先までの任意地点の高精度気象データ
- 海外気象機関の気象予測や、世界の気象データを収集し、AI解析によりさまざまな気候に適応した高精度な天気予報のアルゴリズムを開発
- 各種分析やマーケティングにご利用いただけるさまざまな気象データを提供
Pointその2
郵便番号・日付等から、天気の基本7要素(天気・気温・湿度・降水・降雪・風向風速・日照時間)や暑さ指数(WBGT)、気圧を簡単に自動取得することが可能
Pointその3
スモールスタートに最適な料金体系
- 日本版(日本域の詳細データ)は月額32,000円(税抜)から利用可能
※クレジットカード決済利用時 - 柔軟なプランを用意。メニューに無い長期予測などにもフレキシブルに対応
プラン名称:「実況値」「Basic」「Premium」
※詳細はWeather Data APIお問い合わせにてお尋ねください
Weather Data APIにて現在提供しているAPIデータ一覧
対象エリア | データ | 予測時間 | レスポンス要素 |
---|---|---|---|
【日本域】 日本域1kmの メッシュデータ |
気象予測、実況 | 72時間先 | 気温・湿度・降水・降雪・風向風速・天気・日照時間 |
14日先 | |||
8週先 | 平均気温・最高気温・最低気温 | ||
気圧予測、実況 | 72時間先 | 海面気圧・地上気圧 | |
14日先 | |||
体感指数予測、実況 | 14日先 | 体感指数 | |
人口重み付け気象データ 予測、実況 ※全国1エリア |
14日先 | 気温・降水 | |
15週先 | 気温 | ||
大雨確率、既往最大比 | 14日先 | 大雨確率・既往最大比 | |
暴風・降雪確率 | 72時間先 | 暴風確率・降雪確率 | |
14日先 | |||
暑さ指数(WBGT)予測、実況 | 72時間先 | 暑さ指数(WBGT)・暑さ指数ランク | |
7日先 | |||
【グローバル】 日本域を含む グローバルデータ |
気象予測、実況 | 72時間/120時間先 | 気温・湿度・降水・ 降雪・風向風速・天気 |
14日先 | |||
8週先 | 気温 |
※赤字は新規追加したAPI
新規に提供開始するAPIサービスの名称と特徴
1.「暑さ指数(WBGT)API」実況・予測
- データ形式:json
- レスポンス要素:暑さ指数(WBGT)、暑さ指数ランク
- 時間粒度:時別・日別
- 予測時間:72時間先(時別)、7日先(日別)
- 想定される利用事業者:建設業、製造業、農林水産業、イベント・屋外スポーツ、教育機関など
2.「気圧API」実況・予測
- データ形式:json
- レスポンス要素:海面気圧、地上気圧
- 時間粒度:時別・日別
- 予測時間:72時間先(時別)、14日先(日別)
- 想定される利用事業者:ヘルスケア・ウェルネス企業、医療機関など
高精度な天気API「Weather Data API」の利用により実現できること
- WEBサイトやアプリ、サイネージへの天気予報表示やプッシュ通知
- 気象データを活用したマーケティング、業績予測等の各種分析
- 気象データを活用した各種予測モデルの構築・運用
- 気象災害リスクを考慮した業務計画の立案・判断
暑さ指数(WBGT)APIの利用イメージ


気圧APIの利用イメージ

※気圧APIは数値予報の提供になります。
上記の利用例は日本気象協会の天気予報サイトtenki.jpで提供する気圧予報の画像です。

気象データの活用状況(現状)と今後の予測について
国土交通省が令和3年(2021年)3月に発行した「産業分野における気象データの利活用促進」資料によると、産業界全体では約6割の企業が自社事業に気象の影響があると考えているにもかかわらず、実際に気象データを事業で利活用している割合は約1割となっています。

日本気象協会の気象DX事業部では、気象によって社会と生活の質を向上させ、持続可能な社会の実現を目指すことを目的とした取り組みを行っています。
企業が推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)やデジタルマーケティングの領域において、高精度な気象データの利活用を推進することで、社会のあらゆるロス(無理や無駄)をゼロにするだけでなく、経済活動の質の向上や人々の生活の質(QOL)の向上を図り、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
気になることございましたらお問い合わせください。