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2026年夏は暑い?猛暑予想といつから暑くなるかを解説(4月9日更新)

2026.03.05

2026年の夏は全国的に平年より気温が高く、猛暑となる可能性があります。
特に梅雨明け後は暑さが強まり、例年より早い時期から厳しい暑さになる見込みです。
本記事では「いつから暑くなるか」「猛暑の可能性」「台風や降水の傾向」をまとめて解説します。

2026年夏はどうなる?

  • 全国的に平年より気温が高く、猛暑の可能性が高い
  • 暑さは例年より早く始まり、梅雨明け後にピーク
  • 2023〜2025年並みの厳しい暑さとなる可能性もある
  • 後半は台風・大雨リスクにも注意が必要

*猛暑による売上・在庫への具体的な影響:【2026年夏の天気予報(企業向け)】猛暑予想は売上・在庫・生産にどう影響?小売・製造業の判断分岐点を解説

*猛暑がエネルギー業に与える影響とリスク:2026年夏の天気予報とエネルギー事業への影響|猛暑・再エネ発電・台風リスクを解説

目次

2026年夏は猛暑?いつから暑くなる?

2026年の夏も全国的に平年より気温が高く、猛暑となる可能性があります。
前年(2025年)同様、梅雨入り・梅雨明けが平年より早めで、今年も暑さの到来も早いでしょう。
地球の大気全体の気温が高い状態が続いていることから、偏西風の蛇行や太平洋高気圧の張り出しなどの条件が重なった場合、近年に匹敵する顕著な猛暑となる可能性があります。

2026年も梅雨明けは早い見込み

前年2025年は東北地方を除き5月に梅雨入り、6月に梅雨明けとなり、多くの地方で最も早い梅雨明けの記録となりました。(2025年夏の振り返り:短い梅雨、猛暑の全体像

今年も太平洋高気圧が本州付近に張り出しやすく、前年と同様に梅雨入り・梅雨明けが平年より早めで、暑さの到来も早い見込みです。

梅雨明け後は猛暑となる可能性

梅雨明け以降は、太平洋高気圧が日本付近に張り出しやすく、上空も暖かい空気に覆われる見込みです。全国で最高気温35℃以上の猛暑日が増加する可能性があり、注意が必要です。

近年の夏は全国的に顕著な高温で推移しており、熱中症のリスクやビジネスへの影響が増大しています。
2026年夏も地球の大気全体の気温が高い状態が続いていることに加え、日本近海の海面水温が高い状態であることから、偏西風の蛇行や太平洋高気圧の張り出しなどの条件が重なった場合、記録的な猛暑となった2023~2025年に匹敵する猛暑となる可能性があります。

【2026年夏予報】40℃以上の「酷暑日」は何地点?企業が押さえるべき判断ポイント

地域別の気温傾向

気象庁の暖候期予報によると、2026年夏(6〜8月)は、全国的に平年より気温が高い見込みです。

特に西日本や東日本では梅雨明け後に猛暑日が続く可能性があり、北日本でも平年より高温となる可能性があります。沖縄・奄美では蒸し暑く、台風や湿った空気の影響を受けやすい夏となりそうです。

日本気象協会 2026年6月~8月の平均気温と降水量(平年との差)
地域別傾向の詳細

以下は地域ごとの傾向のポイントです。

地域 気温の傾向 降水・天候の傾向 留意点
西日本 平年より高い見込み 夏の後半は雨や雷雨が増える可能性 梅雨明け後は猛暑日が各地で続くおそれ。台風接近にも注意
東日本 平年より高い見込み 夏の後半は雨や雷雨がやや増える可能性 高温傾向が続き、残暑が厳しくなる可能性
北日本 平年より高くなる見通し 夏の後半は秋雨前線の影響を受ける時期も 高温傾向が続き、秋の到来が遅れる可能性
沖縄・奄美 平年より高い見込み 湿った空気や台風の影響を受けやすい 蒸し暑く、雨の多い夏となる可能性

各地域ともに、熱中症のリスク増大や電力需給への影響、農作物・観光業などへの影響に備える必要があります。

2026年夏|2025年との違い

  • 2025年:早い梅雨明けによって長期間暑さが継続
  • 2026年:前半は高温、後半は台風の影響などで変動する可能性

近年の日本の夏は、記録的な高温傾向が続いています。
2023〜2025年にかけては全国の夏(6〜8月)の平均気温が顕著に高く、前年2025年の夏は平年を2.36℃上回り、統計開始(1898年)以降で最も高い値となりました。

背景には、地球温暖化による長期的な気温上昇に加え、太平洋高気圧の張り出しや上空の偏西風(ジェット気流)の位置など、大規模な大気循環の影響が重なったことが考えられます。
2026年夏も高温予想となっており、2023~2025年に匹敵する顕著な猛暑となる可能性があります。

一方で、夏の後半は太平洋高気圧の勢力が一時的に弱まり、台風の影響を受けやすくなることも予想されています。そのため、2025年よりも暑さが続く期間は短くなる見込みです。

2026年夏が猛暑となる理由|エルニーニョ・ラニーニャ現象の影響

長期予報の鍵となるのは、「エルニーニョ・ラニーニャ現象(※1)」です。

エルニーニョ・ラニーニャ現象は対となる現象で、太平洋熱帯域の海面水温が変化することで、大気の流れや降水の分布に影響を与えるものです。

※1 エルニーニョ・ラニーニャ現象

エルニーニョ現象は太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象。日本では冷夏・暖冬になりやすい傾向があります。

ラニーニャ現象は太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より低くなり、その状態が1年程度続く現象。日本では猛暑・寒冬になりやすい傾向があります。

近年は、地球の大気全体の気温が高い状態が続いていることに加えて、太平洋熱帯域の海面水温がラニーニャ現象に近い分布となる時期がありました。

2025/26年冬もラニーニャ寄りの海面水温分布がみられたため、2026年夏の前半にかけては前年に似た気象の背景となることが考えられます。
このため、2026年夏の前半は、太平洋高気圧が日本付近へ張り出しやすく、気温が高くなりやすい見通しです。

さらに、地球温暖化の影響で地球規模で気温の高い状態が続いていることや、日本近海の海面水温が高い状態が続いていることも、高温になりやすい背景要因となります。
偏西風の位置や太平洋高気圧・上層の高気圧(チベット高気圧)の張り出しなどの条件が重なった場合、記録的な猛暑となった2023~2025年に匹敵する厳しい暑さとなるおそれがあります。

一方で、夏の後半は海面水温の分布がエルニーニョ現象側へと移行する可能性があり、太平洋高気圧の勢力が一時的に弱まることが想定されます。そのため、台風の影響も受けやすくなる可能性があります。

2026年夏の降水量は?雨は多い?

夏(6〜8月)の降水量はほぼ平年並

2026年夏(6〜8月)の暖候期予報では、全国的な降水量はおおむね平年並となる見込みです。
ただし、梅雨末期や、2026年の晩夏から秋にかけては台風の接近などで降水量が増える可能性があります。

梅雨時期は局地的な大雨に注意

6〜7月の梅雨期についても、北日本・東日本・西日本ともに、降水量はほぼ平年並となる見込みです。
ただし、長く広い範囲で降り続く雨よりも、局地的に強まる雨が多くなり、降水量の多い地域と少ない地域とで、地域差が大きくなる可能性があります。

夏の後半は台風の影響にも注意が必要

夏の後半は太平洋高気圧がやや弱まる時期がある予想となっています。そのため、台風の影響を受けやすいことも想定されます。
2026年夏は、猛暑への備えに加え、大雨や台風への備えも重要となるでしょう。

2026年夏の暑さによる影響と対策

2026年夏の熱中症リスクと対策

2026年夏も、厳しい暑さが予想されます。
高温傾向が続けば、熱中症リスクの増加が懸念されます。

そこで重要になるのが暑熱順化(しょねつじゅんか)です。暑熱順化とは体が暑さになれることです。
暑熱順化ができていないと、体の熱をうまく外に逃がすことができず、熱中症になる危険性が高まります。熱中症の予防・対策として、日常的に軽い運動や入浴で汗をかく習慣をつけ、体を暑さに慣らしておくこと(暑熱順化)が推奨されています。

【熱中症ゼロへ】暑熱順化

企業や自治体でも、WBGT(暑さ指数)を活用したリスク管理や、屋外作業時間の見直しなど、早めの暑さ対策が求められます。

また、こうした高温傾向はビジネス面にも影響を及ぼす可能性があります。
猛暑は生活だけでなく、企業の売上や在庫判断にも直接影響します。

ビジネス影響例
  • 猛暑による冷感グッズ・飲料・空調関連商材など夏商材の需要増加と販売時期の前倒し
  • 高温傾向によるアパレル夏物需要の前倒しや秋物需要の遅れ
  • 猛暑による小売業の売上変化:夏商材の売上増加が見込まれる一方、外出控えにより屋外関連商品の売上が伸びにくくなる可能性

気温の推移によって需要の立ち上がり時期や販売ピークが変わるため、在庫配分や販促時期の前倒し判断が重要になりそうです。

*2026年夏の予報が小売・製造業に与える具体的な影響は【2026年夏の天気予報(企業向け)】猛暑予想は売上・在庫・生産にどう影響?小売・製造業の判断分岐点を解説をご覧ください。

電気代への影響は?

気温が平年より高くなると、冷房需要の増加は避けられません。
特に猛暑日が増えると、エアコンの稼働時間が長くなり、家庭・企業ともに電力消費量が増える可能性があります。

企業活動で懸念される影響例

企業活動では、以下のような影響が懸念されます。

  • 商業施設・オフィスの空調コスト増加
  • 工場の温度管理コスト上昇
  • 電力需給逼迫による節電要請の可能性

日本気象協会では、エネルギー事業者様向けに特化した高精度な気象推定・予測情報を提供する「ENeAPI(エネエーピーアイ)」を提供しています。

*2026年夏が電力需要と再生可能エネルギーに与える影響については2026年夏の天気予報とエネルギー事業への影響|猛暑・再エネ発電・台風リスクを解説をご覧ください。

農作物・野菜価格への影響

高温は農作物の生育にも大きな影響を及ぼします。

農作物の生育への影響例
  • 高温障害による品質低下
  • 高温・集中豪雨の影響による生育不良
  • 出荷数量の変動
  • 台風や局地的豪雨による被害

特に葉物野菜は高温に弱く、猛暑が続くと生育不良や品質低下が起こりやすくなります。
その結果、出荷量が減少し、市場価格が上昇する傾向があります。小売・食品メーカー・外食産業にとっては、仕入れコストや販売戦略に直結する重要なポイントです。

日本気象協会のビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」では、コンテンツのひとつとして「野菜の相場予測」を提供しています。
猛暑リスクが高い年こそ、天候変動を見据えた調達計画や価格戦略の見直しが重要になりそうです。

ビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」に新機能『野菜の相場予測』を追加

まとめ

2026年の夏(6〜8月)は、全国的に平年より気温が高く、猛暑となる可能性が高い見込みです。

特に、梅雨明けが平年より早まることで暑さの到来も早くなり、夏の前半から厳しい暑さとなる可能性があります。梅雨明け後は太平洋高気圧の張り出しが強まり、猛暑日が増えることが想定されます。

近年(2023〜2025年)の記録的猛暑の流れを踏まえると、2026年も同程度の顕著な高温リスクがあり、熱中症や電力需要の増加など、生活・ビジネスの両面で影響が広がる可能性があります。

一方で、2026年は夏の後半にかけて太平洋高気圧の勢力が一時的に弱まり、台風や大雨の影響を受けやすくなる可能性があります。そのため、前半は猛暑、後半は天候変動という「変化の大きい夏」となる点も特徴です。

降水量は全国的にほぼ平年並の見込みですが、局地的な大雨や台風による影響には引き続き注意が必要です。「降水量」だけでなく「降り方」の変化が重要なポイントになります。

2026年夏は、

  • 暑さが早く始まる
  • 猛暑リスクが高い
  • 後半は台風・大雨リスクがある

という前提で、早めの暑さ対策や需要・供給計画の見直しを進めることが重要です。

*“酷暑”の際の企業活動への影響と対策
【2026年夏】「酷暑日」が気象庁の予報用語に 最高気温40℃以上で企業が行うべき判断とは

FAQ|よくある質問

Q.2026年の夏は暑くなりますか?

A. はい。2026年夏は全国的に平年より気温が高く、猛暑となる可能性が高い見込みです。特に梅雨明け後は厳しい暑さとなりやすく、最高気温35℃以上の猛暑日が増える可能性もあります。

Q.2026年は猛暑になりますか?

A. 現時点では、2023〜2025年に匹敵する猛暑となる可能性があります。ただし、長期予報は確率的な見通しであり、必ず記録的猛暑になると断定するものではありません。ただ、近年は記録的高温が続いているため、今年も厳しい暑さとなるリスクを前提に備えることが重要です。

Q.2026年の夏はいつ頃から暑くなりますか?

A. 気温は春(3〜5月)から平年より高い傾向が続き、梅雨明け後に本格的な暑さが始まる見込みです。2026年は梅雨明けが早まる可能性があるため、例年より早い時期から厳しい暑さとなる可能性があります。

Q.最も暑くなるのはいつですか?

A. 一般的には梅雨明け後の7月下旬から8月にかけて最も暑くなります。関東甲信地方の梅雨明けの平年値は「7月19日頃」ですが、梅雨明けが早まった場合、真夏の暑さが始まる時期も早まることが考えられます。

Q.2026年の夏の気温は平年より高いですか?

A. はい。気象庁の暖候期予報では、全国的に「平年より高い」確率が高いと発表されています。

Q.2026年の梅雨はどうなりますか?

A. 現時点では、梅雨期の降水量は北日本・東日本・西日本ともにほぼ平年並と予想されています。日本気象協会独自の長期気象予測では、梅雨入り・梅雨明けが平年より早まる可能性も示されています。

Q.2026年夏の降水量は多くなりますか?

A. 6〜8月の降水量は全国的にほぼ平年並の見込みです。ただし、前線や台風の影響を受けるタイミングでは、短期間にまとまった雨となる可能性があります。「総雨量」だけでなく「降り方」にも注意が必要です。

Q.2026年の夏は台風が多くなりますか?

A. 夏の後半は太平洋高気圧が弱まる時期があり、台風の影響を受けやすくなる可能性があります。特に8月以降は注意が必要です。

Q.2026年夏は熱中症に注意が必要ですか?

A. はい。全国的な高温が予想されるため、熱中症リスクの高まりに注意が必要です。特に梅雨明け直後など、体が暑さに慣れていない時期はリスクが高まります。こまめな水分補給や暑熱順化、WBGT(暑さ指数)の活用など、早めの対策が重要です。