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2026年6月に売れる商品は?気温1℃の変化による売上への影響と梅雨時期の需要変化を解説【日本気象協会 お天気マーケット予報】

2026.06.03

2026年6月は、本格的な梅雨シーズンに入り、雨の日が多くなる見込みです。気温も平年より高く蒸し暑い日が続くでしょう。また、梅雨の晴れ間には気温が上昇し、夏を先取りしたような暑さとなる可能性があります。

こうした天候のもとでは、降雨と体感気温に応じた需要の変化が特徴です。
2026年6月に売上が伸びるのは、「防水・撥水剤」などの雨対策関連の日用品、「飲料・乾麺」などの季節食品に加え、「ココア・紅茶」など気温低下時に動く商品群です。

本記事は、小売・飲食・流通業における営業・販促・マーケティング部門の担当者様向けに、日本気象協会が保有する気象データとSRI+データをもとに、天候と売上の関係を分析した需要予測に基づき、6月に売上が伸びやすい商品カテゴリを紹介します。

2026年6月の天気予報の詳細は、「2026年6月の天気予報|梅雨本番へ 大雨と蒸し暑さに注意」をご覧ください。

目次

2026年6月に売れる商品は?雨対策商品・夏商材・温冷食品に注目

2026年6月は、全国的に気温は平年より高めに推移し、湿度の上昇により蒸し暑い日が多くなる見込みです。梅雨前線の影響で曇りや雨の日が増え、降雨の有無や気温・湿度によって体感が大きく変化する時期となります。

このため、体感気温による需要の変化と、降雨による来店動向の変化が発生しやすい点に注意が必要です。

梅雨時期の代表的な対策商品の一つである「防水・撥水剤」、気温上昇時に「アイスクリーム」「乾麺」「麦茶」「液体茶」「100%ジュース」「スポーツドリンク」「炭酸飲料」「サイダー」などの夏商材の需要が増加し、水分補給ニーズも高まります。一方で、雨や曇りで気温が下がると、「紅茶」「ココア」などの温かい食品の需要が回復します。

6月は、単純に「夏物を増やす」だけでなく、天候や体感気温の変化に応じた売り場調整が重要となりそうです。

2026年6月の気温や降水などの詳しい見通しについては、「2026年6月の天気予報|梅雨本番へ 大雨と蒸し暑さに注意」で紹介しています。
本記事では、その天候を前提に、消費行動がどのように変わりやすいのかをビジネス視点で整理します。

2026年6月の高温傾向で消費行動はどう変わる?

2026年6月は、全国的に気温は平年より高めに推移し、湿度の上昇により蒸し暑い日が多くなる見込みです。また、梅雨の晴れ間には気温が上昇し、30℃近くまで上がる日もあるなど、夏を先取りしたような暑さとなる可能性があります。
一方で、曇雨天の影響により体感気温が下がる場面も想定されます。

このため消費行動は、以下のように短期間で切り替わる傾向が強まります。

  • 暑い日は“夏商材の需要”が増加
  • 涼しい日は“ホット飲料等の需要”が戻る

販促・仕入れ判断が分かれる気象条件

月平均気温だけでは需要を読み切れません。日ごとの天気・気温の振れ幅が大きく、販促や仕入れ判断には細かな気象情報の活用が不可欠です。

例えば、以下のように同じ週でも売れる商品が変化する可能性があります。

  • 晴天:来店客数増+夏商材が大きく動く
  • 真夏日:来店客数減+内食需要増
  • 雨天:来店客数減+内食需要増、体感気温によって温かい食品需要増の可能性も

2026年6月に売上が伸びる商品は?

「気象データ×SRI+データ」を活用した日本気象協会の簡易版需要予測配信サービス「お天気マーケット」予報から、2026年6月に売上が伸びると予想される商品を紹介します。

気象条件別に売上が伸びやすい主要カテゴリ

2026年6月は以下のカテゴリで売上増加が見込まれます。

カテゴリ 主な商品 売上影響
雨対策の
日用品
防水、撥水剤 週平均気温が1℃下がるごとに
約10%増
食品
(気温上昇時)
アイスクリーム、乾麺、麦茶、
スポーツドリンク、炭酸飲料、100%ジュース
週平均気温が1℃上がるごとに
約3~8%増
食品
(気温低下時)
紅茶、ココア、チョコレート、
ビスケット&クラッカー
週平均気温が1℃下がるごとに
約2~5%増

気温上昇で需要が高まる夏商材

6月は本格的な梅雨を迎える一方で、晴れ間には気温が上昇し、夏のような暑さを感じる日も増えてきます。
こうした気温上昇のタイミングでは、夏向け商品の需要が高まりやすくなります。特に、気温感応度の高い商品は、週平均気温が1℃上昇すると約3~8%の売上増加が期待されます。

  • アイスクリーム
  • 乾麺
  • 麦茶・液体茶
  • 100%ジュース
  • スポーツドリンク
  • 炭酸飲料など

最高気温と売り上げが伸びる商材の関係の例は、夏物商材と気温の関係をご覧ください。

さらに気温が上昇する夏に向けては、最高気温40℃以上となる「酷暑日」への備えも重要になります。
2026年の暑さの見通しとともに、企業が押さえるべき判断ポイントは【2026年夏予報】40℃以上の「酷暑日」は何地点?企業が押さえるべき判断ポイント(酷暑レポート Vol.1)をご覧ください。

*4月17日、日本気象協会が独自に定めた「酷暑日」が気象庁の予報用語になりました。
【2026年夏】「酷暑日」が気象庁の予報用語に 最高気温40℃以上で企業が行うべき判断とは

気温低下時に伸びるカテゴリ

曇りや雨で体感気温が下がると、温かい飲料などの需要が戻る傾向があります。これらは、週平均気温が1℃下がるごとに約2~5%の売上増加が見込まれます。

  • 紅茶
  • ココア
  • チョコレート
  • ビスケット&クラッカー

雨・曇り・地域差で売れ筋はどう変わる?

2026年6月は、体感気温の変化による需要の高まりと、降雨による来店動向の変化が発生しやすい点に注意が必要です。
なお、最新の梅雨入り予想については、「2026年の梅雨入りはいつ?最新予想と企業への影響を解説」をご覧ください。

全国共通|梅雨期は天候変化で需要が切り替わる

2026年6月は梅雨前線の影響で曇りや雨の日が多く、湿度の高い蒸し暑い日が増える見込みです。一方で、晴れ間には気温が上昇しやすく、体感気温が大きく変化する時期となります。
そのため、気温上昇時には飲料や冷涼商材などの需要が伸びやすく、気温低下時には温かい飲食物、雨天時には屋内需要関連商品の動きが見られるなど、天候に応じて売れ筋が切り替わるのが特徴です。

東海~九州|高温の影響で夏需要が前倒しになる可能性

6月初旬は東海~九州で記録的な高温が予想されており、飲料など夏商材の需要が高まりやすい見込みです。

梅雨期の販促・仕入れ判断には気象データの活用が重要

2026年6月は、梅雨前線の影響で曇雨天が多くなる一方、湿度が高く蒸し暑い日が増える見込みです。さらに、晴れ間には気温が上昇しやすく、体感気温の変化に応じて需要が変動しやすい時期となります。そのため重要なのは、「いつ需要が変化するか」を読むことです。

気象データを活用することで、以下の判断が可能になり、販売機会の最大化につながります。

  • 在庫の最適配分
  • 売場の切り替えタイミング
  • 販促の打ち分け

気象データをビジネスで活用することで、需要の動きや販売計画をより正確に把握できます。
日本気象協会では、目的や業務フェーズに応じて活用できる複数の気象情報・サービスを提供しています。

商品需要予測モデルの構築(コンサルティング)

気象データと自社の商品データを組み合わせて分析し、気象条件と販売実績の相関を可視化します。これにより、どの気象環境でどの商品に需要が出るかを把握し、販売計画や在庫計画に活かすことができます。

お天気マーケット予報

カテゴリ別に最大6か月先までの金額市場規模の予測を提供する簡易版需要予測配信サービスです。販売計画や営業・マーケティングに活用いただけます。

Weather Data API

「Weather Data API」は、1kmメッシュで任意の地点の気象データ(過去の実況値および気象予測)を、最大8週間先まで取得できる天気API(Web API/JSON形式)です。天気、気温、降水確率などの気象要素に加え、日本気象協会独自の「体感指数」「30日先予測」「暑さ指数(WBGT)」「気圧」もAPIで提供しています。Weather Data API お問い合わせからお申込みください。

ビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」

「biz tenki(ビズテンキ)」は、ビジネスパーソンや法人を対象としたビジネス向け天気予報アプリです。月額650円で、1kmメッシュの高精度な気象予測(天気・気温・体感・日射など)を30日先まで確認でき、大雨・暴風確率といった気象災害リスクを知ることもできます。
「biz tenki」の購入はアプリストアから(月額650円、1か月無料トライアル実施中)。

まとめ

  • 2026年6月は梅雨前線の影響で曇雨天が多くなる一方、湿度が高く蒸し暑い日が増える見込みです。さらに、晴れ間には気温が上昇しやすく、体感気温の変化に応じて需要が変動しやすい時期となります。
  • 気温上昇時は「アイスクリーム」「乾麺」「麦茶」「液体茶」「100%ジュース」「スポーツドリンク」「炭酸飲料」「サイダー」などがあり、週平均気温が1℃上がるごとに約3~8%の売上増加が期待されます。
  • 気温低下時は「チョコレート」「ココア」「ビスケット&クラッカー」「紅茶」などが挙げられ、週平均気温が1℃下がるごとに約2~5%の売上増加が期待されます。
  • 降雨の有無や気温・湿度による体感気温の変化を把握することが重要となりそうです。

FAQ|よくある質問

Q:2026年6月に売れる商品は?

A: 日用品では、「防水・撥水剤」といった梅雨時期の定番商品が本格的に動き出します。これらは、週平均気温が1℃下がるごとに、約10%を超える売上増加が期待されます。食品では、気温上昇の影響を受けやすい商品としては、「アイスクリーム」「乾麺」「麦茶」「液体茶」「100%ジュース」「スポーツドリンク」「炭酸飲料」「サイダー」などがあり、週平均気温が1℃上がるごとに約3~8%の売上増加が期待されます。一方、体感気温が下がった際に影響を受けやすい主な食品としては、「チョコレート」「ココア」「ビスケット&クラッカー」「紅茶」などが挙げられ、週平均気温が1℃下がるごとに約2~5%の売上増加が期待されます。

Q: 天候による需要予測は、どの業界で効果がありますか?

A: 気温、降水量の影響を受けやすい業界で特に効果があります。
具体的には、小売・飲食、アパレル、日用品、物流、製造業などで、季節商品や天候連動型商品の在庫管理・販促判断に活用されています。
日本気象協会では、業界特性に応じた需要予測の設計が可能です。

Q: 需要予測は、どんなビジネス判断に役立ちますか?

A: 需要予測は、在庫量や仕入れ計画の最適化、販促タイミングの判断、価格リスク管理など、幅広い業務判断に役立ちます。
特に季節の変わり目は天候要因によって需要が急変しやすく、事前に見通しを持つことで機会損失や過剰在庫のリスク低減につながります。

Q: 気温は、どれくらい売上に影響しますか?

A: 商品の種類や業界によって異なりますが、気温の変化に比例して売上が動く商品は少なくありません。
例えば、気温が上昇する局面では冷たい飲料などの需要が伸びやすく、気温が低下する局面では温かい飲食物や体を温める商品の需要が高まる傾向があります。
また、同じ時期であっても、晴天時と降雨時では体感気温が変化するため、それに応じて購買行動も変わることが知られています。
天候要因を加味した需要予測を行うことで、在庫ロスや廃棄ロスを抑えられる可能性が高まるとされています。

Q: どこまで先の需要を予測できますか?

A: 最長2年先までの需要予測が可能です。季節変動を見据えた計画立案から、直近の販売・仕入れ判断まで、用途に応じた予測をご提案しています。お気軽にお問い合せください。