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2025年1月は西日本ほど寒さ厳しく、冬物需要は高め【お天気マーケット予報】

2025.01.07

気象庁によれば、2024年の平均気温は全国的にかなり高く、速報値で観測を開始した1898年以降で最も高くなりました。
世界的にも2024年は高温傾向で、世界の平均気温も速報値で1891年の統計開始以降、最も高い値となりました。

*2024年の振り返りと2025年については2025年の天気傾向 冬は寒冬で春の訪れが早く、夏は猛暑のメリハリ型かをご覧ください。

2025年1月は西日本で気温が低く、東日本から北日本は平年並みから高い傾向

1月末にかけて西日本は寒気の影響を受けやすく、気温が低い傾向で、厳しい寒さとなりそうです。

山陰など日本海側の降雪量は平年並みで、しっかりと雪の降る日もあるでしょう。
1月前半ほど寒気の影響を受けやすく、7日(火)~10日(金)頃にかけて西日本は寒波による大雪や低温に十分な注意が必要です。

一方、東~北日本はこれまでの大雪や低温から一転して、暖気が入りやすく、気温が平年並みか高い傾向となっています。
東~北日本の日本海側の1月の降雪量は平年並みか少ない予想です。

東~北日本で気温が平年並みか高い傾向の予想となっていても、顕著な暖冬となった前年と比較すると気温は低く推移する見通しです。

全国的に、寒さによる商品の需要の変動や物流への影響の確認、最新の雪予報の確認などを行ってください。
*最新の予報はビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」天気予報専門メディア「tenki.jp」から

長期の気象予測に重要となるのは熱帯の海面水温です。
現在「ラニーニャ現象」発生の定義は満たしていないものの、熱帯の海面水温は「ラニーニャ現象」に特徴的な分布となっています。

今冬とラニーニャ現象については、2024年冬はラニーニャ現象発生で昨年より厳しい寒さと早い春の到来 冬物商品の需要の増減に注意をご覧ください。

2025年1月に売上が伸びる見込みの商品

2024年12月については、前年と比較して気温が下がったことから、前年よりもカイロやハンドケア商品の売上が大きく伸びました。

1月も引き続き暖冬だった昨年よりも気温が下がる予想から鍋商材、使い捨てカイロ、ハンドケア商品、ココア、シチュー、入浴剤など冬商材は前年よりも売上が伸びやすい見込みです。

また、寒さにより在宅率が上がるためか、揚げ物やパスタ、小麦粉、ティッシュ、トイレットペーパーも昨年よりも伸びる予想です。

トイレットペーパーは寒くなればトイレの回数が増えることや胃腸炎などになりやすいことも要因ではないかと推測されます。

2023年~2024年冬の振り返りと暖冬が商品売上に与えた影響

ピンポイントな気温や雪の予測で、ビジネスロスを減らす

日本気象協会では、ビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」や、降雪確率などの独自予報を含む気象予測データ、そして最長2年先までの気象傾向を知ることができる2年先長期気象予測まで提供しています。

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