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企業のための気象データ活用ガイド|Weather Xで紹介するサービス・事例一覧
2026.02.16
近年、猛暑や豪雨などの極端現象が増加しており、企業の需要予測や在庫計画、エネルギー需給、物流計画などに影響を及ぼしています。
天候の見通しが難しくなる中で、気象データをどのように業務判断へ活かすかが、これまで以上に重要になっています。
Weather Xは、日本気象協会が提供する、ビジネスにおける気象データ活用を支援するウェザーマーケティング情報メディアです。
本記事では、気象データ活用を検討されている方の参考となるよう、Weather Xで紹介している各種サービスや導入事例の情報を整理しました。
この記事でわかること
- ビジネスにおける気象データ活用とは何か
- 業務課題別に見た活用方法
- Weather Xで確認できるサービス・事例
- API・予測・コンサルの違い
目次
ビジネスにおける気象データ活用とは
ビジネスにおける気象データ活用は、単に「明日の天気を知る」ことではありません。
天候が業務や需要、リスク、コストにどのような影響を与えるかを把握し、意思決定や業務判断に活かすための取り組みです。
例えば、気温や降水量の変化を踏まえた需要変動の予測、大雨や強風による業務リスクの事前把握、気象条件を加味したエネルギー需給や価格判断などが挙げられます。
気象データは、日々の業務運営から中長期の経営計画まで、幅広い判断を支える情報の一つとして活用されています。
製造業や小売業、物流、エネルギー分野など、天候の影響を受ける業界は多岐にわたります。
そのため、ビジネスにおける気象データ活用は、特定の業界に限らない横断的なテーマといえます。
ビジネス課題から見る、気象データ活用の整理
気象データ活用を検討する際には、「どのサービスがあるか」ではなく、「どの業務課題に対応できるか」という視点で整理することも重要です。
ここでは、代表的なビジネス課題ごとに、気象データ活用の方向性を整理します。
需要変動への対応
製造業、アパレル、小売業では、気温や降水量が商品需要や来店客数に影響します。
販売データを気象データと組み合わせて分析することで、天候要因を加味した商品需要予測や来店客数予測が可能になります。
Weather Xでは、製造事業者様向け商品需要予測コンサルティング、アパレル事業者様向け商品需要予測コンサルティング、小売り事業者様向け需要予測コンサルティング、お天気マーケット予報(簡易版需要予測配信サービス)など、需要変動への対応に関する課題や気象データを活用したサービスを紹介しています。
業務リスク・運行リスクの管理
物流(道路・海洋)、施設分野では、大雨や強風、積雪、波浪、台風接近などの気象・海象条件が運行や安全管理に影響します。
気象データを活用することで、業務リスクや運行リスクの事前把握が可能になります。
Weather Xでは、物流向けGoStopマネジメントシステム、海洋向け気象情報サービス、事業者様向け 気象リスク対策情報など、リスク管理に関する課題や気象データを活用したサービスを紹介しています。
エネルギー需給・価格変動への対応
電力市場では、気温や日射量、風況などの気象条件も需給バランスや市場価格、再生可能エネルギーの発電量に影響します。
気象データとAIによる解析技術を活用することで、より高精度な電力市場取引価格の予測や再エネ出力予測が可能になります。
Weather Xでは、プライス予測(電力取引価格予測)、風力発電出力予測サービス SYNFOS-wind、エネルギー事業者様向けAPIサービス ENeAPIなど、エネルギー分野における課題や気象データを活用したサービスを紹介しています。
自社システムへのデータ取り込み
気象データは、APIやFTP等のデータ配信を通じて自社システムへ連携することができます。
販売データや需給データと組み合わせることで、分析や意思決定の高度化につながります。
Weather Xでは、Wether Date APIや、エネルギー事業者様向けAPIサービス ENeAPI、気象データ配信など、気象データを業務システムへ活用するためのデータ提供についても紹介しています。
Weather Xで紹介している、ビジネス向け気象データ活用の情報
Weather Xでは、ビジネスにおける気象データ活用を検討している方に向けて、さまざまな業務・目的別にサービスや導入事例の情報を整理しています。
活用の切り口は複数あり、需要予測、リスク管理、エネルギー分野、データ連携など、用途に応じて確認できます。
以下では、主な活用分野ごとに関連情報を紹介します。
需要予測・マーケティング
製造事業者様向け商品需要予測コンサルティング
日本気象協会が提供する、製造事業者向けの商品需要予測コンサルティングサービスです。商品データと気象データを分析し、需要予測データを基にした生産・出荷・販売計画の検討や業務判断を支援します。
アパレル事業者様向け商品需要予測コンサルティング
日本気象協会が提供する、アパレル事業者向けの商品需要コンサルティングサービスです。販売動向と気象との関係を分析し、需要予測データを基にした生産・在庫・販売計画の検討や業務判断を支援します。
小売り事業者様向け需要予測コンサルティング
日本気象協会が提供する、小売事業者向けの商品需要予測コンサルティングサービスです。長期の気象予測を基に、来店客数や需要動向の分析・予測を行い、業務判断や計画立案に活用できます。
お天気マーケット予報
お天気マーケット予報は、日本気象協会が提供する、企業向けの簡易版需要予測配信サービスです。カテゴリ別に最大6ヶ月先までの金額市場規模の予測を提供し、販売計画や営業・マーケティング業務の検討に活用できます。
ビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」
biz tenkiは、日本気象協会が提供するビジネス向け天気予報アプリです。1kmメッシュの天気予報や30日先までの予測情報を確認でき、業務での判断や計画に活用できます。
マーケティング担当者様向けソリューション
日本気象協会が提供する、気象データを活用した企業向けマーケティング支援サービスです。マーケティング施策の企画立案や広告活用に関する支援を行っています。
天気予報専門メディア「tenki.jp」
tenki.jpは、日本気象協会が運営する天気予報専門メディアです。本ページでは、tenki.jpの発信情報に加え、tenki.jpを活用した企業向けの広告掲載、タイアップ企画、情報連携などの法人向けサービスについて紹介しています。
導入事例
- 事例①:株式会社Mizkan様 冷やし中華や鍋つゆの需要予測
- 事例②:森永製菓株式会社様 アイスやゼリー飲料の需要予測
- 事例③:株式会社アダストリア様 アパレルの生産計画・在庫管理・販売計画に気象データを活用
- 事例④:株式会社若松屋様 花火商品の出荷量調整・売り場づくり、販促活動に気象データを活用
- 事例⑤:株式会社タカギ様 長期予報を活用した散水用品の需要予測
- 事例⑥:株式会社バローホールディングス様 来店客数予測をもとに店舗での発注量を検討
- 事例⑦:株式会社AgriweB様 気象情報アプリ「biz tenki」を共同開発
リスク管理・物流
物流向けGoStopマネジメントシステム
GoStopマネジメントシステムは、日本気象協会が提供する、気象条件が輸送に与える影響リスクを可視化する物流・輸送向けの判断支援Webサービスです。輸送手段ごとのリスク情報を提供し、業務判断に活用できます。
海洋向け気象情報サービス
海洋向け気象情報サービスは、日本気象協会が提供する、波浪解析技術を用いた気象・海象データ活用支援サービスです。過去データを基に、波浪や潮位の長期変動、局地的な統計解析をコンサルティングを含めて提供しています。
事業者様向け 気象リスク対策情報
日本気象協会が提供する法人向けの気象リスク対策WEBサービスです。大雨や暑さなどの気象リスクに関する高精度な予測情報を、拠点ごとに最大14日前から提供します。
導入事例
- 事例①:F-LINE株式会社様 従業員の安全確保、物流・輸送業務における判断支援を目的としたGoStopマネジメントシステム活用
- 事例②:株式会社臼福本店様 最適航海計画支援サービスPOLARIS Navigationを活用
- 事例③:川崎近海汽船株式會社様 最適航海計画支援サービスPOLARIS Navigationを活用
- 事例④:川近シップマネージメント株式会社様 最適航海計画支援サービスPOLARIS Navigationを活用
エネルギー需給・価格
エネルギー事業者様向けAPIサービス ENeAPI
ENeAPIは、日本気象協会が提供する、エネルギー事業者向けの気象データAPIサービスです。太陽光・風力発電や小売電気、系統用蓄電池、エネルギーマネジメントなど幅広い事業で活用できる気象情報をAPIで提供しています。
プライス予測(電力取引価格予測)
プライス予測は、日本気象協会が提供する電力取引価格予測サービスです。気象予測データやAI解析をもとに、日本卸電力取引所(JEPX)の翌日~1カ月先のスポット市場取引価格、電力需給調整力取引所(EPRX)の翌日の需給調整市場取引価格を予測します。
風力発電出力予測サービス SYNFOS-wind
SYNFOS-windは、日本気象協会が提供する風力発電出力予測サービスです。独自の気象モデルやAI解析技術を用い、洋上風力にも対応した最大20日先までの高精度な発電出力予測を提供します。
データ配信・連携(API)
気象データ配信
日本気象協会が提供する、企業向けの気象予報データ提供サービスです。一般公開用の天気予報や社内分析用データ、長期予報、台風予測などを、用途に応じた形式で提供しています。
Wether Date API
Weather Data APIは、日本気象協会が提供する、企業・開発者向けの気象データAPIサービスです。1kmメッシュで任意地点の過去実況値や気象予測データを取得できます。
プロモーション用 気象コンテンツ制作
日本気象協会が提供する、気象データを活用した企業向けプロモーション支援サービスです。商品やサービスの訴求に気象データを用いた企画・コンテンツ制作を行っています。
導入事例
- 事例:株式会社ジェイアール東日本企画様 車内デジタルサイネージでの天気予報番組の放映
Weather Xでは、実際の活用事例を通じて、気象データの使い方を紹介しています。
気象データ活用を検討する方へ
ビジネスにおける気象データ活用は、特定の業界に限られた取り組みではありません。
製造業、小売業、物流、エネルギー分野など、天候の影響を受けるさまざまな業界で、需要予測やリスク管理、エネルギー需給分析などに活用されています。
一方で、活用の目的や手法は多岐にわたります。
例えば、
- 需要変動への対応
- 業務リスクの事前把握
- 電力市場価格の予測
- APIによるデータ連携
そのため、自社の業務課題と照らし合わせながら、活用事例やサービス情報を整理して確認することも重要です。
Weather Xでは今後も、長期予報、気象がビジネスに与える影響、気象データ活用の仕方など、気象データのビジネス活用について情報を発信していきます。
お気軽にお問い合わせください。
FAQ|よくある質問
Q. 気象データとは何ですか?
A. 気象データとは、気温・降水量・風速・日射量などの各種気象要素の観測値および予測情報を指します。
Q. 気象予測はどの程度先まで予測できますか?
A. 気象予測には直近の今日明日の予報から、数週間から数か月先までの予報など、様々な種類があります。日本気象協会では、業界で初めて最長2年先までの気象を予測する「2年先長期気象予測」を開発し、提供しています。企業様の商材や課題に合わせた、気象データの選定・解析・情報提供を行います。
Q. ビジネスで気象データは何に使えますか?
A. 気象データは、需要予測、来店客数予測、物流や運行判断、電力市場価格予測や変動分析、再生可能エネルギーの出力予測など、さまざまな業務判断に活用されています。天候が売上や運行、安全管理、需給バランスに影響を与える業務において、判断材料の一つとして活用されています。
Q. 気象データAPIで何ができますか?
A. 気象データAPIを活用することで、自社システムへ気象データを連携し、リアルタイムで取得することが可能になります。
Q. Weather Xではどの業界の事例がありますか?
A. Weather Xでは、製造業、小売業、物流、海運分野などにおける気象データ活用の事例を紹介しています。