News

お知らせ
Topics

2026年4月に売れる商品は?安定した高温で夏商材が本格的に動き出す|気温1℃変化が売上に与える影響を解説【日本気象協会 お天気マーケット予報】

2026.04.01

2026年4月は、全国的に平年より高い気温が続き、春から初夏へと季節が穏やかに進む見通しです。快適な陽気から少し汗ばむ体感へと段階的に移行するのが特徴といえるでしょう。
こうした天候のもとでは、夏物需要が一気に加速するというよりも、気温の上昇に合わせて徐々に立ち上がっていく需要構造が想定されます。その中で、2026年4月に売上が伸びるのは、制汗剤・日焼け止めなどの夏商材、殺虫剤・防虫剤・除湿剤などの住環境商品、スポーツドリンク・アイスなどの食品分野です。

本記事は、小売・飲食・流通業における営業・販促・マーケティング部門の担当者様向けに、日本気象協会が保有する気象データとSRI+データをもとに、天候と売上の関係を分析した需要予測に基づき、4月に売上が伸びやすい商品カテゴリを紹介します。

2026年4月の天気予報の詳細は、「2026年4月の天気予報|気温は平年より高い?GW前に25℃超の夏日となる可能性も【日本気象協会 天候見通し】」をご覧ください。

目次

2026年4月に売上が伸びる商品まとめ

2026年4月は、全国的に平年より気温が高く、寒の戻りによる大きな需要の入れ替わりは起こりにくい見通しです。

気温の上昇にあわせて、「制汗剤」「日焼け止め」「アイスクリーム」「飲料」などの夏商材がじわじわと売れ始め、衣替えや新生活の流れを背景に、「防虫剤」「除湿剤」などの住環境関連商品にも動きが出始めます。また、暖かさを感じる日が増えることで、殺虫剤や防虫関連商材の需要も増えていきます。

真夏のように一気に需要が加速するわけではありませんが、「売れ始め」のタイミングを捉えることが、その後のシーズン売上を左右します。

4月は、短期間で需要が大きく振れる月ではなく、「いつから売れ始めるか」を読むことが重要となりそうです。週や日ごとの気温推移や大型連休のタイミングを踏まえ、気象情報を活用した段階的な在庫投入・売場づくりが、需要の取りこぼしを防ぐポイントとなります。

2026年4月の気温や降水などの詳しい見通しについては、「2026年4月の天気予報|気温は平年より高い?GW前に25℃超の夏日となる可能性も【日本気象協会 天候見通し】」で紹介しています。

本記事では、その天候を前提に、消費行動がどのように変わりやすいのかをビジネス視点で整理します。

2026年4月の高温傾向で消費行動はどう変わる?

2026年4月は、全国的に平年より高い気温が続く見込みです。3月のような大きな寒暖差は少なく、寒の戻りがあっても一時的で、春から初夏へと比較的穏やかに季節が進むのが特徴です。

このため、消費行動は短期間で大きく入れ替わるのではなく、気温の上昇に合わせて段階的に活発化していくと考えられます。

販促・仕入れ判断が分かれる気象条件

月平均の気温予測だけでは需要を読み切れません。週単位・日単位の気温変化や降水の有無によって来店動向や購買行動が左右されるため、販促計画や仕入れ判断にはより細かな情報の把握が求められます。

例えば、雨の日は来店数が落ち込み、花粉飛散の増加はマスクや目薬の需要を押し上げます。また、晴天が続けば行楽需要が高まり、屋外関連商材の動きが活発化する傾向があります。

2026年4月に売上が伸びる商品は?

「気象データ×SRI+データ」を活用した日本気象協会の簡易版需要予測配信サービス「お天気マーケット」予報から、2026年4月に売上が伸びると予想される商品を紹介します。

気温上昇による主要カテゴリと売上影響

2026年4月は気温上昇に伴い、以下のカテゴリで売上増加が見込まれます。

カテゴリ 主な商品 気温1℃上昇あたりの売上影響
夏商材 制汗剤、日焼け止め 約7~10%増
生活関連 殺虫剤、防虫剤、除湿剤 約3~6%増
食品 スポーツドリンク、アイスクリーム、
サイダー、乾麺
約4~5%増
菓子 玩具メーカー菓子 約4%増

気温上昇で動き出す夏商材

4月は、暖かさを感じる日が増えることで、夏の定番日用品が動き始めます。これらの商品は気温の影響を受けやすく、気温が1℃上昇すると約7~10%の売上増加が期待されます。

  • 制汗剤
  • 日焼け止め など

どの気温でどんな商材の売り上げが伸びるのかについては、夏物商材と気温の関係をご覧ください。

生活に伴う需要

衣替えや新生活の準備、夏に向けた住環境の整備など、休日や大型連休を活用した需要の高まりも想定されます。これらは、気温が1℃上昇すると約3~6%の売上増加が期待されます。

  • 殺虫剤
  • 防虫剤
  • 除湿剤

食品分野

これらは、気温が1℃上昇すると約4~5%の売上増加が見込まれます。

  • スポーツドリンク
  • アイスクリーム
  • サイダー
  • 乾麺

そして興味深いのは「玩具メーカー菓子」です。4月は気温1℃上昇あたり約4%の売上増が見込まれ、他の時期と比べても高い伸びを示しています。
『新生活のスタートや季節の変化が、日常にちょっとした楽しさや彩りを添える』そんな消費行動が垣間見える点も、この時期ならではの特徴といえるでしょう。

花粉・桜前線の進行も需要を左右

3月下旬から4月上旬は九州から関東の広い範囲でヒノキ花粉のピークです。引き続き、花粉症対策商品の需要増加に加え、マスク・目薬・洗濯関連商品の動きにも影響が及びやすい時期です。
また、桜の開花にともない、行楽需要や春物商材の動向にも注目が必要です。

  • 花粉対策商品
  • 抗アレルギー関連商品
  • 外出機会増加に伴う飲料・軽食類

気温以外の気象要素も需要変動要因となります。

花粉飛散予測については、「2026年 春の花粉飛散予測 ヒノキ花粉が東京や大阪で飛散開始 4月上旬にかけて広い範囲でピークに」にて詳しく紹介しています。

2026年4月の天候は消費行動にどう影響する?

2026年4月の特徴

2026年4月は、全国的に平年より高い気温が続く見込みです。寒の戻りはあっても一時的で、比較的安定した暖かさの中で春から初夏へと季節が進むでしょう。

こうした天候条件のもとでは、気温の急変による消費の振れは小さく、外出機会や購買行動が段階的に活発化していくと考えられます。

地域別の影響

太平洋側:雨の日の増加で行動パターンに変化

4月の太平洋側は、低気圧や前線の影響を受けやすく、天気は周期的に変化し、降水量は平年並みかやや多い見込みです。雨の日が増えることで、外出・来店行動のタイミングに影響が出る可能性があります。

想定される消費行動・ビジネス影響

  • 雨天時の来店減少
  • 屋内消費・在宅関連需要の底上げ
  • 雨具・レイングッズの需要増
  • 行楽・レジャー需要は天候を見極めた「計画型」にシフト など

日本海側:雪どけ進行と春本番の動き

日本海側では、晴れ間の出る日が増えてくる見通しです。まだ積雪が残る地域では雪どけが進み、なだれや屋根からの落雪など融雪災害への注意が必要です。
雪どけが進むことで、人の動きや物流は徐々に回復し、春らしい消費行動も広がっていくでしょう。

想定される消費行動・ビジネス影響

  • 除雪・融雪関連需要の収束
  • 住宅補修・雨どい修理・雪害対策需要の継続
  • 外出機会の増加に伴う小売・観光需要の回復 など

全国共通:安定した高温が需要を徐々に押し上げる

4月は月平均で全国的に平年より高い気温が続き、日ごとの寒暖差が大きかった3月と比べて、体感の変化は比較的穏やかになる見込みです。そのため、短期間で需要が大きく入れ替わる場面は少なく、気温の上昇に合わせて需要が段階的に積み上がりそうです。

安定した高温が続く春に商材の需要変動を“予測して当てる”

2026年4月は、全国的に平年より高い気温が続く見込みで、寒の戻りによる大きな需要逆転は起こりにくいと考えられます。暖かさが安定して続く分、春物から夏物への移行や、夏商材の初動が段階的に進む月となりそうです。

また、4月は低気圧や前線の影響で雨の日が増える可能性があり、天候による来店動向の変化が販促効果に影響を与える点にも注意が必要です。
気温の推移や降水のタイミングを事前に把握することで、在庫投入や売場展開、販促計画を段階的かつ柔軟に調整することが可能になります。

気象データをビジネスで活用することで、需要の動きや販売計画をより正確に把握できます。
日本気象協会では、目的や業務フェーズに応じて活用できる複数の気象情報・サービスを提供しています。

商品需要予測モデルの構築(コンサルティング)

気象データと自社の商品データを組み合わせて分析し、気象条件と販売実績の相関を可視化します。
これにより、どの気象環境でどの商品に需要が出るかを把握し、販売計画や在庫計画に活かすことができます。

お天気マーケット予報

カテゴリ別に最大6か月先までの金額市場規模の予測を提供する簡易版需要予測配信サービスです。販売計画や営業・マーケティングに活用いただけます。

Weather Data API

「Weather Data API」は、1kmメッシュで任意の地点の気象データ(過去の実況値および気象予測)を、最大8週間先まで取得できる天気API(Web API/JSON形式)です。

天気、気温、降水確率などの気象要素に加え、日本気象協会独自の「体感指数」「積雪情報」「30日先予測」「暑さ指数(WBGT)」「気圧」もAPIで提供しています。Weather Data API お問い合わせからお申込みください。

ビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」

「biz tenki(ビズテンキ)」は、ビジネスパーソンや法人を対象としたビジネス向け天気予報アプリです。月額650円で、1kmメッシュの高精度な気象予測(天気・気温・体感・日射など)を30日先まで確認でき、大雨・暴風確率といった気象災害リスクを知ることもできます。
「biz tenki」の購入はアプリストアから(月額650円、1か月無料トライアル実施中)。

まとめ

  • 2026年4月は、全国的に平年より高い気温が続き、寒の戻りはあっても一時的にとどまる見込みです。3月のような大きな寒暖差は少なく、春から初夏へと穏やかに季節が進むため、需要は短期間で入れ替わるのではなく、徐々に需要が高まっていく見込みです。
  • 気温が上がることで、「制汗剤」「日焼け止め」など夏の定番商品が本格的に動き始める見込みです。これらの商品は気温の影響を受けやすく、気温が1℃上昇すると約7~10%の売上増加が期待されます。
  • 気温上昇と新生活準備の需要に伴い、「殺虫剤」「防虫剤」などの防虫関連商材や「除湿剤」など住環境関連商品にも動きが見られるでしょう。これらの商品群は、気温が1℃上昇すると約3~6%の売上増加が見込まれます。

FAQ|よくある質問

Q:高温の4月に売れる商品は?

A: 日用品では、「制汗剤」や「日焼け止め」といった夏の定番商品が動き始める見込みです。これらは気温の影響を受けやすく、気温が1℃上昇すると約7~10%の売上増加が期待されます。

Q: 天候による需要予測は、どの業界で効果がありますか?

A: 気温や降雪、降水量の影響を受けやすい業界で特に効果があります。具体的には、小売・飲食、アパレル、日用品、物流、製造業などで、季節商品や天候連動型商品の在庫管理・販促判断に活用されています。日本気象協会では、業界特性に応じた需要予測の設計が可能です。

Q: 需要予測は、どんなビジネス判断に役立ちますか?

A: 需要予測は、在庫量や仕入れ計画の最適化、販促タイミングの判断、価格リスク管理など、幅広い業務判断に役立ちます。特に季節の変わり目は天候要因によって需要が急変しやすく、事前に見通しを持つことで機会損失や過剰在庫のリスク低減につながります。

Q: 気温は、どれくらい売上に影響しますか?

A: 商品の種類や業界によって異なりますが、気温の変化に比例して売上が動く商品は少なくありません。例えば、防寒用品や温かい食品、セルフケア商品などは、気温低下をきっかけに需要が増加する傾向があります。天候要因を加味した需要予測を行うことで、在庫ロスや廃棄ロスを抑えられる可能性が高まるとされています。

Q: どこまで先の需要を予測できますか?

A: 最長2年先までの需要予測が可能です。季節変動を見据えた計画立案から、直近の販売・仕入れ判断まで、用途に応じた予測をご提案しています。お気軽にお問い合せ ください。