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2026年9月の消費動向|「暑いと売れる」から「寒いと売れる」へ変わる商品カテゴリを紹介【日本気象協会 お天気マーケット予報】

2026.09.04

2026年9月は、昨年ほどではないものの、平年を上回る残暑が続く見込みです。一方、下旬にかけては暑さも次第に落ち着くとみられます。

こうした季節の移り変わりに伴い、商品によっては気温と売上の関係も変化します。特に8月から9月にかけては、「暑いと売上が伸びる」傾向から「寒いと売上が伸びる」傾向へと、気温による影響が反転する商品カテゴリがみられます。

本記事では、小売・飲食・流通業における営業・販促・マーケティング部門の担当者様向けに、暑さへの反応が落ち着き始め、寒さへの反応へと移り変わる時期に注目し、気温の影響が反転する商品カテゴリを紹介します。

気温の影響が反転する商品カテゴリは、日本気象協会が保有する気象データとインテージSRI+データをもとに、天候と売上の関係を分析した需要予測サービス「お天気マーケット予報」より掲載しています。

2026年9月の天気予報の詳細は、「2026年9月の天気予報|厳しい残暑と大雨に注意」をご覧ください。

目次

季節の変化で、気温と売上の関係はどう変わる?

同じ商品でも、季節の移り変わりによって、気温と売上の関係が逆になることがあります。例えば、暑さが続く時期には「気温が高いほど売上が伸びる」傾向を示していた商品が、秋に近づくと「気温が低いほど売上が伸びる」傾向へと変化します。

ただし、こうした気温と売上の関係が変化する時期は商品によって異なります。8月から9月にかけて変化する商品もあれば、9月から10月にかけて変化する商品もあります。

8月末から10月初めにかけては、商品カテゴリごとに気温と売上の関係が変化する時期です。
以下では、変化する時期ごとに、具体的にどのような商品で変化がみられるのかを紹介します。

8月から9月に気温と売上の関係が変化する商品

食品では、「つゆ・煮物の料理の素」「生麺・ゆで麺」「和風食品」「ぽん酢」などが、9月にかけて気温と売上の関係が変化する代表的なカテゴリです。
これまでの「気温が高いほど売上が伸びる」傾向から、「気温が低いほど売上が伸びる」傾向へと変化します。

食品以外では、「リップクリーム」や「ボディローション」も、同じ時期に「気温が高いほど売上が伸びる」傾向から「気温が低いほど売上が伸びる」傾向へと変化します。これは気温が下がると乾燥ケアを意識する人が増えるためと推測されます。

また、「中性洗剤」「洗濯洗剤」「殺虫剤」なども、「リップクリーム」や「ボディローション」ほど変化は顕著ではないものの、9月にかけて気温と売上の関係が逆転するカテゴリとして挙げられます。

このように、8月から9月にかけては、食品や日用品などの複数の商品カテゴリで、気温と売上の関係が切り替わります。

9月以降に気温と売上の関係が切り替わる商品

「紅茶ドリンク」と「痛み止めの外用薬」は、9月から10月にかけて「気温が高いほど売上が伸びる」傾向から「気温が低いほど売上が伸びる」傾向へと変化します。これからの季節は寒さで需要が伸びやすいためと考えられます。

夏の暑さに反応していた商品が、季節の進行とともに気温の低下に反応するようになるため、夏から秋への需要の切り替わりを捉えるうえで注目されるカテゴリです。

一方、同じ9月以降でも、変化の方向が異なる商品もあります。自宅でパーマをかける際に使用する「ホームパーマ剤」は、これまでの「気温が低いほど売上が伸びる」傾向から、9月以降は「気温が高いほど売上が伸びる」傾向が強まります。

このように、気温と売上の関係が変化する時期や、その変化の方向は商品カテゴリによって異なります。

販促・仕入れ判断には気象データの活用が重要

2026年9月は、平年を上回る残暑が続く一方、下旬にかけては暑さも次第に落ち着く見込みです。また、9月は秋雨前線や台風の影響を受けやすく、大雨への備えも欠かせない時期です。

気温の変化に伴って、商品カテゴリごとの気温と売上の関係も変化していく時期です。傾向としては、食卓よりも日用品のほうが、気温変化への反応がわずかに速い印象もあります。

こうした変化を捉えるためには、天気予報を活用しながら、これからの気温の推移を確認することが重要です。夏需要から秋需要へ移り変わるタイミングを見極めることで、売上機会をより効果的に捉えられるでしょう。

気象データを活用することで、以下の判断が可能になり、販売機会の最大化につながります。

  • 仕入れ量・在庫の最適配分
  • 売場の切り替えタイミング
  • 販促の打ち分け

気象データをビジネスで活用することで、需要の動きや販売計画をより正確に把握できます。

日本気象協会では、目的や業務フェーズに応じて活用できる複数の気象情報・サービスを提供しています。

商品需要予測モデルの構築(コンサルティング)

気象データと自社の商品データを組み合わせて分析し、気象条件と販売実績の相関を可視化します。これにより、どの気象環境でどの商品に需要が出るかを把握し、販売計画や在庫計画に活かすことができます。

お天気マーケット予報

カテゴリ別に最大6か月先までの金額市場規模の予測を提供する簡易版需要予測配信サービスです。販売計画や営業・マーケティングに活用いただけます。

Weather Data API

「Weather Data API」は、1kmメッシュで任意の地点の気象データ(過去の実況値および気象予測)を、最大8週間先まで取得できる天気API(Web API/JSON形式)です。天気、気温、降水確率などの気象要素に加え、日本気象協会独自の「体感指数」「30日先予測」「暑さ指数(WBGT)」「気圧」もAPIで提供しています。Weather Data API お問い合わせからお申込みください。

ビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」

biz tenki(ビズテンキ)」は、ビジネスパーソンや法人を対象としたビジネス向け天気予報アプリです。

月額650円で、1kmメッシュの高精度な気象予測(天気・気温・体感・日射など)を30日先まで確認でき、大雨・暴風確率といった気象災害リスクを知ることもできます。
「biz tenki」の購入はアプリストアから(月額650円、1か月無料トライアル実施中)。

まとめ

  • 2026年9月は、平年を上回る残暑が続く一方、下旬にかけては暑さも次第に落ち着く見込みです。
  • 8月末から10月初めにかけて、「暑いと売上が伸びる」傾向から「寒いと売上が伸びる」傾向へと、気温による売上への影響が反転する商品カテゴリがあります。
  • 気温変化を天気予報で捉え、夏需要から秋需要へ移り変わるタイミングを見極めることが重要です。

FAQ|よくある質問

Q:2026年9月の消費動向はどうなりますか?

A: 商品カテゴリによっては、季節の移り変わりに伴い、「暑いと売上が伸びる」傾向から「寒いと売上が伸びる」傾向へと、気温による売上への影響が変化します。

Q:気温の影響が反転する商品にはどのようなものがありますか?

A:「つゆ・煮物の料理の素」「生麺・ゆで麺」「和風食品」「ぽん酢」「リップクリーム」「ボディローション」などが挙げられます。これらは8月から9月にかけて、「暑いと売上が伸びる」傾向から「寒いと売上が伸びる」傾向へ変化します。

Q:すべての商品が8月から9月に気温への反応が変わるのですか?

A:商品によって気温への反応が変化する時期や方向は異なります。例えば、「紅茶ドリンク」や「痛み止めの外用薬」などは9月から10月にかけて気温に対する売上の反応が変化する傾向があります。また、「ホームパーマ剤」のように、「涼しいとき」に売上が増加する傾向から、9月以降は「暑いとき」に売上が伸びる傾向が強まり、他の商品とは逆の動きを示すカテゴリもあります。

Q: 天候による需要予測は、どの業界で効果がありますか?

A: 気温、降水量の影響を受けやすい業界で特に効果があります。
具体的には、小売・飲食、アパレル、日用品、物流、製造業などで、季節商品や天候連動型商品の在庫管理・販促判断に活用されています。
日本気象協会では、業界特性に応じた需要予測の設計が可能です。

Q: 需要予測は、どんなビジネス判断に役立ちますか?

A: 需要予測は、在庫量や仕入れ計画の最適化、販促タイミングの判断、価格リスク管理など、幅広い業務判断に役立ちます。
特に季節の変わり目は天候要因によって需要が急変しやすく、事前に見通しを持つことで機会損失や過剰在庫のリスク低減につながります。

Q: 気温は、どれくらい売上に影響しますか?

A: 商品の種類や業界によって異なりますが、気温の変化に比例して売上が動く商品は少なくありません。
例えば、気温が上昇する局面では冷たい飲料などの需要が伸びやすく、気温が低下する局面では温かい飲食物や体を温める商品の需要が高まる傾向があります。
また、同じ時期であっても、晴天時と降雨時では体感気温が変化するため、それに応じて購買行動も変わることが知られています。
天候要因を加味した需要予測を行うことで、在庫ロスや廃棄ロスを抑えられる可能性が高まるとされています。

Q: どこまで先の需要を予測できますか?

A: 最長2年先までの需要予測が可能です。季節変動を見据えた計画立案から、直近の販売・仕入れ判断まで、用途に応じた予測をご提案しています。お気軽にお問い合わせください。