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2026年の梅雨入りはいつ?最新予想と企業への影響を解説(6月22日更新)

2026.04.30

北陸と東北南部は6月20日、東北北部は6月21日に梅雨入りしました。いずれも平年より遅い梅雨入りです。
これで梅雨のない北海道を除き、全ての地方で梅雨入りとなりました。

6月下旬は梅雨前線が本州付近に停滞しやすく、九州から東北で大雨となる恐れがあります。
7月前半も梅雨空の日が多くなるでしょう。7月中旬には九州から関東甲信で続々と梅雨明けとなる可能性があります。

本記事では、2026年の梅雨入りに加え、企業活動への影響と対応の考え方を整理します。

*梅雨明け後の高温・大雨リスクについては、2026年の梅雨明けはいつ?地域別の速報値と梅雨明け後の高温・大雨リスク(8月4日更新)をご覧ください。

目次

東北北部が梅雨入り 北海道を除く全ての地方で長雨の季節に

気象庁は6月21日、東北北部が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。これで梅雨のない北海道を除き、全ての地方で梅雨入りとなりました。

この先1週間は本州付近で梅雨の最盛期を迎え、たびたび大雨となるおそれがあります。

【日本気象協会】2026年梅雨入り予想(2026年6月22日発表)
【日本気象協会】2026年梅雨入り・梅雨明け速報値(2026年6月21日更新)

梅雨の最盛期 たびたび大雨のおそれ

6月22日にかけては低気圧の影響で、東北南部を中心に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。警報級の大雨となるおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。

6月23日から6月24日は梅雨前線に近い九州を中心に活発な雨雲がかかるでしょう。
6月25日から26日は梅雨前線が北上し、前線上の低気圧が日本海を進む予想です。九州から東北で広く雨が降り、西日本を中心に大雨となる恐れがあります。

6月27日以降も梅雨前線が停滞しやすく、九州から関東で雨が降りそうです。

7月前半は梅雨末期の大雨に警戒

最新の1か月予報では7月前半も九州から東北にかけて平年と同様に梅雨空の日が多いでしょう。過去、梅雨の末期は、たびたび集中豪雨に見舞われています。今年も梅雨末期の大雨に警戒が必要です。

【日本気象協会】2026年7月1日、2日、3日、4日の24時間予想降水量

梅雨入りは、「雨の季節の始まり」だけでなく、「ビジネス判断が必要となるタイミング」となります。雨によるビジネスへの影響などを確認し、早めに準備を行いましょう。

参考:梅雨入り梅雨明けの平年値と2025年確定値

2025年は春から夏にかけての季節の進みが早く、東北地方を除き5月に梅雨入り、6月に梅雨明けとなり、多くの地方で最も早い梅雨明けとなりました。

水色のセル:平年より3日以上早い

ピンク色のセル:平年より3日以上遅い

下二重線:1951年以降で最も早い記録(タイ記録を含む)

地方 梅雨入り 梅雨明け
2025年確定値 平年値 2025年確定値 平年値
沖縄 5月5日頃 5月10日頃 6月7日頃 6月21日頃
奄美 5月5日頃 5月12日頃 6月9日頃 6月29日頃
九州南部 5月16日頃 5月30日頃 6月27日頃 7月15日頃
九州北部 5月16日頃 6月4日頃 6月27日頃 7月19日頃
四国 5月17日頃 6月5日頃 6月27日頃 7月17日頃
中国 5月16日頃 6月6日頃 6月27日頃 7月19日頃
近畿 5月17日頃 6月6日頃 6月27日頃 7月19日頃
東海 5月17日頃 6月6日頃 6月27日頃 7月19日頃
関東甲信 5月22日頃 6月7日頃 6月28日頃 7月19日頃
北陸 5月22日頃 6月11日頃 6月29日頃 7月23日頃
東北南部 6月23日頃 6月12日頃 7月18日頃 7月24日頃
東北北部 6月23日頃 6月15日頃 7月18日頃 7月28日頃

【気象庁】2025年の梅雨入り・明け及び夏(6~8月)の記録的高温についてより日本気象協会にて作成

2026年梅雨のポイント(ビジネス視点)

近年の梅雨は、以下の特徴が見られます。

  • 梅雨入り直後から大雨リスクが高まる
    → 「梅雨入りしたかどうか」だけでなく、日々の予報に基づいた早めの備えが重要
  • 短時間に強く降る雨が増加傾向
    → 雨の有無だけでなく、時間ごとの降水量の変化に注意が必要
  • 局地的な大雨の頻度増加
    → 大雨が予想されるタイミングや危険度の把握が重要

そのため、梅雨入りの時期だけでなく「いつ・どこで・どの程度降るのか」という雨の降り方への対応が重要になっています。

企業活動への影響

梅雨前後からの雨の増加は、さまざまな業界に影響を及ぼします。

小売

  • 雨天による来店客数の減少、店舗・従業員の安全確保
  • 傘・レインウェア、除湿・防カビ用品などの季節商品の需要増加

物流

  • 大雨や道路冠水による配送遅延・ルート変更
  • 作業員・ドライバーの安全管理負荷の増加

建設

  • 降雨による作業中断・工期遅延
  • 現場の浸水・土砂災害・強風への安全管理負荷の増加

梅雨のビジネス判断について

ビジネスにおいて「梅雨」は判断を難しくさせる要因になります。

梅雨がビジネス判断を難しくする要因

  • 梅雨入り後も晴れ間があり、気温が急上昇することがある
  • 雨の強さ・降水量の変動が大きく予報が変わりやすい
  • 雨の降り方は地域差が大きく、全国一律の対応では実態と合わないことがある

梅雨の期間中、弱い雨が続く場合と、短期間で強い雨が降る場合でも、ビジネスへの影響は異なります。実際にどのような雨となるのか、地域ごとに把握することが重要となるでしょう。

梅雨時期のビジネス対応(例)

ビジネスにおけるリスク管理では、梅雨入りの時期だけでなく、エリアごとの降水量や雨の強まり方を把握することが大切です。

短期予報を確認しながら、事前にリスクシナリオを想定しておくことで、来店数の変化や配送遅延、作業中断などへの対応を検討しやすくなります。

判断ポイント例

  • エリアごとのリスク差:
    対象エリアごとのピンポイントな予測情報を確認し、店舗・拠点・現場ごとに対応を判断する
  • 弱雨が継続する場合:
    来店客数の減少や屋外作業の効率低下など、継続的な影響を想定する
  • 短時間強雨が発生する場合:
    道路冠水による物流遅延、作業中断、従業員・利用者の安全確保などのリスク増加を想定する
  • 梅雨の晴れ間で気温が上昇する場合:
    飲料・冷菓・日焼け止め・制汗剤などの夏商材の需要増加を見込んだ在庫・販促対応を検討する、熱中症等の作業時の安全管理を強化する

梅雨時期のリスク把握に役立つサービス

梅雨時期のビジネス判断には、エリアごとの降水量や強雨リスクを把握できる詳細な気象情報が重要です。

天気マークだけでは、雨の強さや降水量の変化、局地的な大雨の可能性までは判断しにくいため、業務判断に活用しやすい気象データが求められます。

日本気象協会の各種サービスは下記のようにビジネスで活用いただけます。

  • 事業者様向け 気象リスク対策情報
    • 事業拠点ごとにカスタマイズした気象リスク情報をWebサイトで確認
    • 最大14日前から拠点別の雨量傾向や大雨リスク、3日前からは時間別の雨量や累積雨量、風向風速、気温などを把握し、水害対策や営業判断に活用
    • 既往最大比などから、極端な大雨リスクを把握
    • 各種予測情報を止水板の設置、機械・車両の退避、休業・出社抑制など、BCP・安全管理の判断に活用
  • ビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」
    • 14日先までの大雨や暴風などの気象災害リスクをランクで把握
    • 一般の天気予報より長い日別30日先、月別6か月先の予報から業務判断や作業計画を検討
    • 1か月無料トライアルで自社での活用についてお試し利用(以降、月額650円)
  • Weather Data API
    • 降水や気温などのデータをJSON形式のWeb APIで取得・システム連携
    • 気象災害リスク予測、暑さ指数(WBGT)もAPIで取得可能
    • 需要予測や業務自動化に活用
  • 物流向け GoStopマネジメントシステム
    • 大雨や暴風などの荒天の可能性を最大6日前から事前把握
    • 荒天による輸送(道路・鉄道・海運・航空)への影響リスクをWebで確認

ビジネスにおいては、梅雨入りのタイミングだけでなく、降水量や強雨リスクなどを含めたデータ活用が重要となるでしょう。

また、人流や購買の変化に直結する梅雨明けのタイミングも、ビジネスでは重要です。
日本気象協会では、梅雨明け予報や夏の気温傾向予報の提供も行っています(有償)。
詳しくはお問い合わせください。

関連記事

梅雨入りとは何か

梅雨入りとは、晩春から夏にかけて、梅雨前線の影響で雨や曇りの日が多くなる季節に入ったとみられる時期を指し、気象庁が地方ごとに発表します。
この発表は速報値であり、後日、実際の天候経過をもとに見直されることがあります。

梅雨入りの判断基準・特徴

  • 気象台がそれまでの天候と、その先1週間の予報をもとに、雨や曇りの日が多くなり始める頃を梅雨入りとする。
  • 梅雨には、平均して5日間程度の「移り変わり」の期間があるとされており、その「中日」を梅雨入り日として推定する。

まとめ

  • 北陸地方と東北南部は6月20日、東北北部は6月21日に梅雨入り。これで梅雨のない北海道を除き、全ての地方で梅雨入りとなりました。
  • ビジネスにおいて梅雨入りは「判断が変化するタイミング」
  • 梅雨時期は降水量・強雨リスクの把握が重要

梅雨入りの時期だけでなく、雨の降り方やエリアごとのリスクを早めに把握し、事業活動への影響を見据えた判断につなげることが大切です。

FAQ|よくある質問

Q.梅雨入りはどのように決まりますか?

A.気象台がそれまでの天候と、その先1週間の予報をもとに、雨や曇りの日が多くなり始める頃を梅雨入りとして発表します。この発表は速報値であり、後日、実際の天候経過をもとに見直されることがあります。

Q.今年の梅雨入りは早いですか?

A.沖縄や九州~関東甲信の梅雨入りは平年並みか早くなりましたが、北陸と東北南部、東北北部の梅雨入りは、平年より遅くなりました。

Q.梅雨入りはビジネスにどのような影響を与えますか?

A.来店客数や需要の変動、物流配送の変化、工期遅延・作業中断などの可能性があります。