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2026年5月に売れる商品は?気温上昇と梅雨の走りで需要が変化|気温1℃変化が売上に与える影響を解説【日本気象協会 お天気マーケット予報】

2026.04.28

2026年5月は、全国的に気温が平年より高く、晴れた日には気温が一気に上昇する見込みです。一方で、曇りや雨の日も多く、後半には梅雨の走り(梅雨入り前の段階で、梅雨前線の影響を受けて曇りや雨の日が増え始める状態)の影響で天候が変わりやすくなるでしょう。

こうした天候のもとでは、気温上昇時には夏物需要が増加する一方、気温が下がる雨天時には温かい食品などの需要が伸びるなど、消費行動が変化するのが特徴です。
2026年5月に売上が伸びるのは、「制汗剤・日焼け止め・殺虫剤」などの夏商材、「飲料・乾麺」などの季節食品に加え、「ココア・スープ類」など気温低下時に動く商品群です。

本記事は、小売・飲食・流通業における営業・販促・マーケティング部門の担当者様向けに、日本気象協会が保有する気象データとSRI+データをもとに、天候と売上の関係を分析した需要予測に基づき、5月に売上が伸びやすい商品カテゴリを紹介します。

2026年5月の天気予報の詳細は、2026年5月の天気予報|気温は平年より高め?後半は梅雨の走りで天気は変わりやすい見込み【日本気象協会 天候見通し】をご覧ください。

ゴールデンウィークのビジネスへの影響については、【2026年GWの天気】雨・風の日が多い 連休需要は分散・不安定型にで詳しく解説しています。

目次

2026年5月に売上が伸びる商品まとめ

2026年5月は、気温が高い日と曇雨天で気温が下がる日があり、需要が一方向ではなく“切り替わる”のが特徴です。

気温上昇時には、「制汗剤」「日焼け止め」「飲料」などの夏商材が一気に動き出し、水分補給ニーズも高まります。一方で、雨や曇りで気温が下がると、「紅茶」「ココア」「スープ類」などの温かい食品の需要が回復します。

5月は、単純に「夏物を増やす」だけでなく、気温の上下に応じて売り場を柔軟に切り替えることが重要です。

2026年5月の気温や降水などの詳しい見通しについては、2026年5月の天気予報|気温は平年より高め?後半は梅雨の走りで天気は変わりやすい見込み【日本気象協会 天候見通し】で紹介しています。
本記事では、その天候を前提に、消費行動がどのように変わりやすいのかをビジネス視点で整理します。

2026年5月の高温傾向で消費行動はどう変わる?

2026年5月は、全国的に気温が高めに推移し、晴天時には真夏日に近い気温となる可能性があります。一方で、低気圧や前線の影響で曇雨天の日も多く、体感温度が下がる場面も想定されます。

このため消費行動は、以下のように短期間で切り替わる傾向が強まります。

  • 暑い日は“夏需要”が一気に顕在化
  • 涼しい日は“春・肌寒さ対応需要”が戻る

販促・仕入れ判断が分かれる気象条件

5月は月平均気温だけでは需要を読み切れません。日ごとの天気・気温の振れ幅が大きく、販促や仕入れ判断には細かな気象情報の活用が不可欠です。

例えば、以下のように同じ週でも売れる商品が変化する可能性があります。

  • 晴天・高温日:来店客数増+夏商材が大きく動く
  • 雨天:来店減+内食・温かい食品需要増

2026年5月に売上が伸びる商品は?

「気象データ×SRI+データ」を活用した日本気象協会の簡易版需要予測配信サービス「お天気マーケット」予報から、2026年5月に売上が伸びると予想される商品を紹介します。

気温上昇による主要カテゴリと売上影響

2026年5月は気温上昇に伴い、以下のカテゴリで売上増加が見込まれます。

カテゴリ 主な商品 気温1℃上昇あたりの
売上影響
夏商材 制汗剤、日焼け止め、殺虫剤 約6~10%増
食品
(気温上昇時)
麦茶、スポーツドリンク、ミネラルウォーター 約3~6%増
食品
(気温低下時)
紅茶、ココア、インスタントコーヒー、スープ類 約2~4%

気温上昇で本格化する夏商材

5月は夏物需要の“立ち上がり”から“本格化”へ移行するタイミングです。これらの商品は気温感応度が高く、売上への影響が大きいのが特徴です。これらは、気温が1℃上昇すると約6~10%の売上増加が期待されます。

  • 制汗剤
  • 日焼け止め
  • 殺虫剤
  • エチケット用品 など

どの気温でどんな商材の売り上げが伸びるのかについては、夏物商材と気温の関係をご覧ください。

さらに気温が上昇する夏に向けては、最高気温40℃以上となる「酷暑日」への備えも重要になります。
2026年の暑さの見通しとともに、企業が押さえるべき判断ポイントは【2026年夏予報】40℃以上の「酷暑日」は何地点?企業が押さえるべき判断ポイント(酷暑レポート Vol.1) をご覧ください。

*4月17日、日本気象協会が独自に定めた「酷暑日」が気象庁の予報用語になりました。
【2026年夏】「酷暑日」が気象庁の予報用語に 最高気温40℃以上で企業が行うべき判断とは

水分補給・行楽需要の拡大

気温上昇に加え、行楽シーズンも重なり、水分補給のため飲料需要が大きく伸びます。

  • 麦茶
  • スポーツドリンク
  • ミネラルウォーター
  • 液体茶

気温低下時に伸びるカテゴリ

曇りや雨で気温が下がると、需要は一転して“温かい食品”へシフトする傾向があります。これらは、気温が1℃低下すると約2~4%の売上増加が見込まれます。

  • 紅茶
  • ココア
  • インスタントコーヒー
  • スープ類

気温低下時でも動く主食カテゴリ

意外に見逃せないのが麺類です。気温低下時に内食需要が高まり、安定して売上が伸びる傾向があります。これらは、気温が1℃低下すると約2~4%の売上増加が見込まれます。

  • スパゲッティー
  • パスタソース
  • 袋入りインスタント麺

2026年5月の天候は消費行動にどう影響する?

2026年5月の特徴

2026年5月は、気温が高めで推移しつつも、曇雨天が多く、後半には梅雨の走りが見られる可能性があります。
こうした天候条件のもとでは、気温の上昇・下降それぞれの場面に応じた商品選びが混在するのが特徴です。

地域別の影響

  • 全国共通:気温変動による需要の切り替え

5月は月平均で全国的に平年より高い気温となる予測ですが、5月後半には梅雨の走りの影響が平年より早く現れ、曇りや雨の日が多くなりそうです。
気温が高い日には夏商材の需要が急伸し、反対に気温が下がる日にはホット系商品の需要が回復するなど、日々の気温変化に応じて売れ筋が大きく切り替わるのが特徴です。

気温変動が大きい5月は“需要の切り替え”を捉える

2026年5月は、気温の上昇により夏需要が本格化する一方で、天候による気温低下によって需要が戻る場面も多い月です。そのため重要なのは、「いつ切り替わるか」を読むことです。

気象データを活用することで、以下の判断が可能になり、販売機会の最大化につながります。

  • 在庫の最適配分
  • 売場の切り替えタイミング
  • 販促の打ち分け

気象データをビジネスで活用することで、需要の動きや販売計画をより正確に把握できます。
日本気象協会では、目的や業務フェーズに応じて活用できる複数の気象情報・サービスを提供しています。

商品需要予測モデルの構築(コンサルティング)

気象データと自社の商品データを組み合わせて分析し、気象条件と販売実績の相関を可視化します。これにより、どの気象環境でどの商品に需要が出るかを把握し、販売計画や在庫計画に活かすことができます。

お天気マーケット予報

カテゴリ別に最大6か月先までの金額市場規模の予測を提供する簡易版需要予測配信サービスです。販売計画や営業・マーケティングに活用いただけます。

Weather Data API

「Weather Data API」は、1kmメッシュで任意の地点の気象データ(過去の実況値および気象予測)を、最大8週間先まで取得できる天気API(Web API/JSON形式)です。天気、気温、降水確率などの気象要素に加え、日本気象協会独自の「体感指数」「30日先予測」「暑さ指数(WBGT)」「気圧」もAPIで提供しています。Weather Data API お問い合わせからお申込みください。

ビジネス向け天気予報アプリ「biz tenki」

「biz tenki(ビズテンキ)」は、ビジネスパーソンや法人を対象としたビジネス向け天気予報アプリです。月額650円で、1kmメッシュの高精度な気象予測(天気・気温・体感・日射など)を30日先まで確認でき、大雨・暴風確率といった気象災害リスクを知ることもできます。
「biz tenki」の購入はアプリストアから(月額650円、1か月無料トライアル実施中)。

まとめ

  • 2026年5月は高温傾向と曇雨天が混在し、需要が二極化する見込みです。
  • 気温上昇時は「殺虫剤」「制汗剤」「エチケット用品」「日焼け止め」など夏商材が大きく伸長し、気温が1℃上昇すると約6~10%の売上増加が期待されます。
  • 気温低下時は「紅茶」「ココア」「インスタントコーヒー」「スープ類」など温かい飲料・食品が伸び、気温が1℃低下すると約2~4%の増加が期待されます。
  • “需要の切り替えタイミング”の把握が重要となりそうです。

FAQ|よくある質問

Q:2026年5月に売れる商品は?

A: 日用品では、「殺虫剤」「制汗剤」「エチケット用品」「日焼け止め」といった夏の定番商品が本格的に動き出します。これらは、気温が1℃上昇すると約6~10%の売上増加が期待されます。食品では、行楽シーズンも重なり飲料が特に注目です。「麦茶」「スポーツドリンク」「ミネラルウォーター」は気温が1℃上昇すると約3~6%の売上増加が見込まれます。また、「液体茶」や「乾麺」も気温上昇に反応しやすい商品カテゴリの一つです。日用品の夏対策と水分補給が本格化する、そんな局面といえるでしょう。

Q: 天候による需要予測は、どの業界で効果がありますか?

A: 気温、降水量の影響を受けやすい業界で特に効果があります。
具体的には、小売・飲食、アパレル、日用品、物流、製造業などで、季節商品や天候連動型商品の在庫管理・販促判断に活用されています。
日本気象協会では、業界特性に応じた需要予測の設計が可能です。

Q: 需要予測は、どんなビジネス判断に役立ちますか?

A: 需要予測は、在庫量や仕入れ計画の最適化、販促タイミングの判断、価格リスク管理など、幅広い業務判断に役立ちます。
特に季節の変わり目は天候要因によって需要が急変しやすく、事前に見通しを持つことで機会損失や過剰在庫のリスク低減につながります。

Q: 気温は、どれくらい売上に影響しますか?

A: 商品の種類や業界によって異なりますが、気温の変化に比例して売上が動く商品は少なくありません。
例えば、5月のように気温差が大きい時期には、暑い日には飲料や制汗剤などの夏商材が伸び、涼しい日にはココアやスープ類などの温かい食品の需要が回復する傾向があります。
天候要因を加味した需要予測を行うことで、在庫ロスや廃棄ロスを抑えられる可能性が高まるとされています。

Q: どこまで先の需要を予測できますか?

A: 最長2年先までの需要予測が可能です。季節変動を見据えた計画立案から、直近の販売・仕入れ判断まで、用途に応じた予測をご提案しています。お気軽にお問い合せください。