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暖秋一転し、2024年冬は冬らしい寒さ 12月中旬には東・西日本でもダウンコートが必要に
2024.11.18
11月18日~19日は強い寒気の影響で、全国的に気温が急降下し、関東では20日が寒さの底となりそうです。
今後の気温の変化と、アパレルの冬物商材が必要とされるタイミングを見ていきます。
*最新の予報は天気予報専門メディア「tenki.jp」をご覧ください。
2024年11月後半から2025年1月の気温の変化
2024年の秋は高温傾向が続いており、季節が半年~1か月程度遅れて進んでいます。
今週(18日~)は全国的に初冬のような寒さが予想され、季節はようやく冬へと前進していきそうです。
12月上旬までは寒気の流れ込みが一時的で寒さは長く続きませんが、12月中旬からは関東以西も寒くなり、本格的な冬の訪れを感じる日が増えそうです。
ラニーニャ現象の影響で、12月後半から1月は冬型の気圧配置となりやすく、暖冬となった前年と比較して寒い日が多いでしょう。
*ラニーニャ現象発生時の特徴や1月以降の予報は2024年冬はラニーニャ現象発生で昨年より厳しい寒さと早い春の到来 冬物商品の需要の増減に注意をご覧ください。
ダウンコートの着用目安は最低気温5度以下 12月から広く着用
気温と服装の関係では、15℃を下回るとセーター、10℃くらいになるコート、10℃を下回ると真冬のコートやダウンコートの目安とされています。
また、屋外の気温が10℃を下回ると、暖房がほしくなる寒さとなります。
昨シーズンの冬(2023年〜2024年)は記録的な高温となり、使用されなかった冬物商材も多くありました。
今シーズンは昨シーズンよりも寒くなることが予想されているため、ダウンコートや手袋などの防寒着の使用機会が増える可能性があります。
*昨シーズンの冬については2023年~2024年冬の振り返りと暖冬が商品売上に与えた影響をご覧ください。
ダウンコートのような防寒着は、一般的に気温が5℃以下になると必要になると言われています。
日本気象協会ではこの先の予報をもとに、「ダウンコート着用前線」を作成しました。
北海道や東北地方の北部は、すでにダウンコートが必要な時期に入っていますが、そのほかの地域は12月頃から徐々にダウンコートが必要となりそうです。
特に、東日本や西日本の広い範囲では、12月中にダウンコートが必要になるでしょう。
長期の気象予測と需要予測
衣料品のように企画から販売までのリードタイムが長い商品は、製造数のコントロールに長期の需要予測が必要になります。
日本気象協会では、気象業界初となる最長2年先までの気象予測「2年先長期気象予測」の提供とコンサルティングや、その他の気象予測データの提供・需要予測コンサルティングを行っています。
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2年先長期気象予測
2024-2025年の冬は昨年に比べ寒さが予想されていますが、来年の夏、次の秋冬はどんな気象で何が売れるか、皆さんはどのように予測しているでしょうか。
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