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2025年10月は高温だが東日本・西日本では雨が多め 冬物商材立ち上がりも【お天気マーケット予報】
2025.10.08
今年の10月は気温が高いものの、晴天は長続きせず、短い周期で曇りや雨となるでしょう。
本記事では2025年10月の天気予報と、気温の低下とともに売り上げが伸びる商品についてお伝えします。
10月の天気と気温
10月の天気は、東日本や西日本を中心に雨の日が多くなりそうです。台風の動きにも注意が必要です。
気温は引き続き高温傾向が続きますが、観測史上1位の高温となった昨年(2024年)10月と比べると、北日本では寒気の影響を受けやすくなるでしょう。
10月の天気
この先1か月の天気は、周期的に低気圧や前線の影響を受け、また、北日本を中心に寒気の影響も受けやすくなるでしょう。
晴天はあまり長続きせず、短い周期で曇りや雨に変化しそうです。
寒気の影響も北日本ほど受けやすくなり、雨量が増える所もあるでしょう。
降水量は東日本の日本海側と沖縄・奄美で平年並みか平年よりも多い見込みです。

10月の気温
季節は1か月ほど遅れて進んでおり、10月末まで西・東日本は高温傾向が続くでしょう。
10月中旬以降、北日本では平年並みの予想です。寒気の影響を受けやすくなり、急ピッチで冬へ前進するでしょう。
昼間は暑さが続く所も、一日の寒暖差は大きくなるでしょう。

観測史上1位の高温となった昨年(2024年)10月に比べると、北日本では寒気の影響を受けやすくなるでしょう。
2025年10月に売上が伸びる商品は?
10月は全国的に「鍋物」と「シチュー」「防虫剤」の需要が伸びる傾向があります。
また鍋と言ってもおでんやキムチ鍋などが伸びやすく、寒さが深まってくると別味の鍋需要が高まってきます。
薄い味や辛味からこってりした味に、味覚も需要が変わってくるのでしょう。
他にも、この時期気温によって大きく需要が変わりやすい商材は「スープ類」や「豆腐類」「入浴剤」「焼酎」など。シチューなどはこの時期1℃気温が下がるだけで5%ほど売上に影響します。
今年はゆっくり秋が深まることから、こういった冬商材の需要の伸びもゆっくりとなるでしょう。
ただし、非常に暑かった昨年の10月よりは気温が低めの予想です。昨年よりは需要が伸びやすい傾向ですので、寒くなるタイミングを逃さないようにしましょう。
*気温低下と商品の売れ始めについては涼しさを感じ始めると売れる秋冬の食材と気温の関係をご覧ください。
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